東京シャッターガール 1巻 東京の名所旧跡を巡る叙情的なフォトコミック

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『週刊漫画ゴラク』連載、「東京シャッターガール」の1巻です。
高校入学して写真部に入った夢路歩はカメラ初心者。そんな彼女がフィルムカメラで東京の名所・旧跡・史跡を巡り、そこで出会った人たちとカメラを通じて触れ合うといったお話です。1話につき6ページ(1ページはその地の解説なので実質5ページ)という短編なことから物足りなさが感じられるかもしれませんが、作者の叙情溢れる独特のタッチが何とも心地よく面白く読めました。またその地の地図や名店なども書いてあり、軽いガイドブックな役割もありますのでこの本を片手にその地を巡ってみるのもいいのではないかと。

夢路が訪問してるのは東京スカイツリーや築地といった観光名所はもちろんのこと、私が気に入ったのは夏目漱石や芥川龍之介・樋口一葉といった昔の著名人の旧跡巡り。小説に書かれている建築物が今でも残っているだなんて今で言うところの"聖地巡礼"みたいなもの。周囲の建物は変わっても、当時の作者と同じものを見ていたと思うとロマンを感じます。
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この中で私が気に入ったのは江戸川乱歩が書庫として使っていた蔵の訪問。通称「幻影城」と呼ばれるもので写真でも何度か見たことがあります。大量の本がビッシリと詰まっているその姿は圧巻で、是非とも実際に見てみたいものです。

それと帯にも書かれているようにトキワ荘跡地にも夢路は訪れてます。
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トキワ荘だけでなくその周辺のことも描いてあるのが漫画好きとしては嬉しいところ。「まんが道」に登場する中華料理店「松葉」で食事するなんてうらやましい。実はこの本の作者・桐木憲一氏は ときわ荘の隣に位置する、赤塚不二夫先生が仕事場兼住居として使用していた紫雲荘で生活してるとのこと。それだけにこのエピソードは格別だったでしょう。

ノスタルジックな画風で読める観光ガイドブックなこの本は、忘れていた思い出を蘇らせる感があります。関東の人なら読んでみる価値大でしょう。尚、下記HPでは第23話が丸ごと全部読めます。どんな作品なのか知っていただくには最適かと。
都電荒川線沿線が東京シャッターガール第23話(「週刊漫画ゴラク」)に掲載されました。

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2012/01/19(木) 17:11 | | #[ 編集]
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