シェイファー・ハウンド 1巻 自らを消耗品と称する女性だけの戦車部隊

hund130102
『ヤングアニマル嵐』連載、「シェイファー・ハウンド」の1巻です。
漫画家の かたやままこと氏は以前「砂漠の獅子」という同じく戦車ものを描いていたのですが連載中に原作者の中里融司氏が死去。約半年ぶりに連載を始めたのが当作品になります。「砂漠の獅子」はドイツの四号戦車がメインだったのに対し、ココでは三号突撃砲がメイン。そう、「ガールズ&パンツァー」ではカバさんチームが乗っていたやつです。おっと当作品はアニメが始まる半年も前から連載してるので決してアニメを意識して作られたモノではありません、念のため。

第二次大戦末期、ドイツでは女性だけの戦車部隊が作られていた。その名も特務救助猟兵小隊こと通称『シェイファー・ハウンド』。彼女たちの任務は救助すること。レジスタンスに襲われた村や、伝染病に侵された街の人々を救うことにあります。ただし必ずといっていいほど戦いが付きまとう。

主役格のカヤ(上の画像)は彼女たちをまとめる副隊長。冷静沈着・任務忠実なのはいいけれど、任務に忠実すぎるあまり消耗することをいとわない。夜間に強襲するのがセオリーなところを日中に真正面から突撃するなど、怪我はもちろん命を粗末にしてるとしか思えないのだ。それもそのはず。「私たちは消耗品」であることを自ら自覚しており、事実、仲間の一人が無残に殺されても隊の誰一人として涙していません…
hund130102-
このままでは彼女たちは自滅してしまうと危惧した上官は、意識を改めさせるために若き男性を隊長として送り込む。それが上の画像のユートです。彼の指導によってカヤは、みんなは命の大切さを知ることができるのか!?

まぁこの手のパターンは「サクラ大戦」とかでお馴染みですね。女性陣の中に男が一人というハーレム状態は、男なら誰もが考えるだろう羨ましい状況。そこにミリタリー色の強い内容が加わるのですから、この手の好きな人ならハマること間違いない。しかも『ヤングアニマル嵐』という雑誌上、アダルト色も強調されてます。
hund130102-1
これはユートが配属されてすぐ、いたずら好きな隊員によって着替え中に部屋を案内される場面。これによってカヤとの仲が悪くなるというのもお馴染みのパターンですね。
中盤から後半にかけてはソ連小隊との戦いに。戦車の活躍はもちろんのこと、狙撃兵同士の裏のかき合いも見どころです。あ、カヤが狙撃兵に脚を撃たれる場面があるのですけど あれは納得いかんわ。狙撃銃で大腿部を貫通されてあの程度で済むわけがないだろうよ。

「ガールズ&パンツァー」とは正反対にハードな女性による戦車もの。ミリタリーとアダルト描写が好きな人なら文句なくご覧になってください。
シェイファー・ハウンド 1 (ジェッツコミックス) 砂漠の獅子―ドイツ軍4号戦車1942 (ジェッツコミックス)
シェイファー・ハウンド 1 (ジェッツコミックス)
砂漠の獅子―ドイツ軍4号戦車1942 (ジェッツコミックス)
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
「訓練のないシェイファー・ハウンドはシェイファー・ハウンドではない」
(某首都警幹部談)

もしこの世に戦車道なるものがあるのだとすれば、それは戦車に踏んづけられて地面の一部になってしまった仲間を、スコップでそーっときれいにはがして回収するまでだと思っている自分ですが、かと言って中途半端にリアルを入れられても、それはそれで微妙であることをこの作品から逆説的に思い知らされた(苦笑)。
やっぱりこの世は突き抜けたモン勝ちなんだなぁ…。

番外の4コママンガから滲み出る、某作品に対する敗北感がいたたまれない。
2013/01/03(木) 22:51 | URL | PIAT #-[ 編集]
中里融司逝去を今知りました。
一回も読んだことなかったですが、ちょっと読んでみたくなりました。

ドイツ兵が主人公ということで、かわいくてエロいけど終戦の末路が気になりますね。
2013/01/04(金) 13:41 | URL | 名無し #-[ 編集]
ドイツ人女性でカヤと聞いて「夏のあらし!」を思い出すのは自分だけではないと思いたい。
2013/01/05(土) 08:12 | URL | 名無し #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://beatarai.blog90.fc2.com/tb.php/2710-e6a14493
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック