めだかボックス 21巻 死んだり生き返ったり めだか史上最大の戦いに幕

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『週刊少年ジャンプ』に連載していた「めだかボックス」の21巻です。
毎度思うんだけど既に掲載時にレビューした作品をコミックスになってまた扱うのは(私にとっては)難しい、ハッキリ言って苦痛なんです。また同じこと書かなきゃいけないのかと。だったらと目線を変えて3人の人物をピックアップ。そこから21巻を掘り下げることにしました。

・一人目 黒神めだか
当然ながら主役は絶対に取り上げなきゃね。めだかにとって過去最大の、最も苦戦する戦いとなりました。だって死んじゃうんだもん! 自信を持って繰り出した黒神ファントム完全版。普通ならこれで決まるところなのに、そうならないのが西尾維新。全く通じず自爆してしまいます…
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けれど死んでも めだかの闘志までは死んではいなかった。あることによって復活。しかも死んでる間に母親と会って、そこでの会話が攻略の糸口となるのです。今度こそ決まった、めだかの勝利かと思いきや、更なる事態へと進展。ここんところの二転三転する展開はこれまでに無かった、本当に予測できない話で「え゛ー!」と思わずにいられませんでしたよ。

その「え゛ー!」と思う展開は言彦との戦いが終わった後でも続いて、一転して今度は宇宙へ。いやはや、黒神グループの代表ともなるとそんなことも仕事なんですね。この間に起きた出来事はカバー裏に描いてあります。本当に宇宙人と会い、異世界の悪魔大王と戦っていたのですね。

・二人目 鶴喰梟博士
変態だー!! とのAAがこれほどしっくりくる人間が居るだろうか。いや、変態じゃないな。これほどクズな人間がこの世に居るかということだ。スタイルを開発したこと(だけ)は褒めることが出来るものの、それ以外では褒める言葉が見つからない。保険ということだけで子供を作って 失敗だったと捨てたり、「それっぽいもの」でいいということで半袖に求婚したり、極めて自己中。しかもソレに反論せず認めちゃうところも"暖簾に腕押し"なんだから、もう勝手にしろという気分になります。
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だからこうアッサリ死んだところで同情なんてとてもとても。むしろザマアとさえ思ってしまいます。でもこれによって己の『遺言使い』が発動。地球滅亡の危機に陥れるのだから死んでも憎まれ役なんだね。

・三人目 贄波生煮
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もはやギャグ要員としての立場を確立した感があります。が、言彦を前に本気になったその姿にはワクワクせずにいられませんでした(もっともこの生煮さんは かけがえさんが化けていたものですけど)。知ってることを知らないと言ったり、シリアスになるべきところでギャグを飛ばしたりと言動が意味不明。だけどこれは『逆接使い』だからこそなんですよ。逆のことを言うのはボケているのではなく、そういう能力だから。よってここで「受け狙い」と言った限りは、本当は「真剣」の意味を指しているわけで、だから生煮さんに期待してしまうのです。
この子は泣き顔がカワイイから憎めないよね、ホント。

話は変ってファンブックの「めだかブックス」の発売が、最終22巻が出るのと同じ9月4日となりました。2冊セットのケース入りで1580円だそうです。ここに収録する自分が好きな名セリフや、ベストバウトな戦いの意見を募集中なので応募してみよう。めだかの最後を飾る本に名が載るかもしれないぞ。
 〒119-0163 東京都千代田区一ツ橋2-5-10
 集英社 週刊少年ジャンプ編集部 めだかFB「○○」係


「○○」係のところには
・ベスト名ゼリフ決定戦  ・箱庭バトルランキング  ・○○最強アンケート
・球磨川禊の所信表明  ・"完成"キャラ人気投票
と入れて送って欲しい。締め切りは7月1日だ。
めだかボックス 21 (ジャンプコミックス) 暦物語 (講談社BOX)
めだかボックス 21  暦物語
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コメント
この記事へのコメント
西尾作品の新たな連載も期待したいところですが、めだかボックスは西尾先生ならではのベタな展開が面白いんですよね。
あまりイベントとかは行かないんですが、めだかボックスのイベントは行ったくらいハマった作品です。
(個人的には、物語シリーズ、人間シリーズに並びます。)
あと1巻とファンブックと残ってますが、管理人さんのコメントが大好きなので、頑張って下さい!
2013/06/21(金) 23:24 | URL | 名無し #-[ 編集]
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