新世紀エヴァンゲリオン学園堕天録 魔物(使徒)と戦う新たなエヴァ外伝

『月刊Ａｓｕｋａ』連載、「新世紀エヴァンゲリオン 学園堕天録」の第1話
エヴァンゲリオン放送開始から12年。これまでゲームや漫画で数々のスピンオフ作品が生まれてきました。そして今日発売の『月刊Ａｓｕｋａ』から新連載となったこの作品が最新のスピンオフ作品となります。

夜中に自販機で缶ジュースを買うシンジ。その時、綾波が知らない男子と一緒に走っているところを目撃するところからこの物語は始まります。気を取られてお金を落としてしまい自販機の下に手を伸ばしたら何かの球を拾った。このことがシンジの運命を変えていく…

財団法人ＮＥＲＶ(ネルフ)学園。都内でも有数の進学校に通う碇シンジは普通の中学生。母は他界、父は海外赴任中で父の元部下の加持さんと同居している。
仲の良いクラスメイトのトウジとケンスケにて『ＭＡＧＩの予言』について話をしていた(綾波とアスカも同級生だがあまり話はしてないようだ)。15年前に神の啓示を受けた男の話で、そのＭＡＧＩの言う約束の日が今年。最近起きている爆破事件はこれが原因だとケンスケは思っているようだ。

担任のミサト先生(ここでも担任なのね)が転校生を紹介する。名は渚カヲル。その顔を見てシンジは声を上げた。昨夜、綾波と一緒に居た男子ではないか。でもレイと顔を合わせても何も言わない。むしろ初対面らしい振る舞いに疑問を抱くシンジ。
下校にて綾波とカヲルが一緒に居るところを目撃し、何気なく後をつけてしまう。寂しい廃工場まで辿ると何かがシンジ目掛けて飛んできた！

それをかばうように立ち塞がったのはロンギヌスの槍を持った綾波！　飛んできたのは怪鳥。それ目掛けて槍を思い切り投げつけると怪鳥は爆発して球となってしまった。その球を見て昨日拾った球と同じだと確認する。
「よかった　ちゃんと回収出来て　レイお疲れさま」
いつの間にかカヲルがその球を拾っていた。シンジはカヲルと綾波に「お前ら一体…っ」と思うように声が出ない。

その時、三人に目掛けて何者かが雷を発した。咄嗟にＡＴフィールドを展開するカヲル。
「フーン　人間にもＡＴフィールド扱える奴がいるってマジだったんだ」
「雷…ラミエルか　人間に寄生したのか…」
謎の男とカヲルとの会話。シンジには当然ながら何のことだか判らない。そんなシンジにカヲルは告げる。
「ＭＡＧＩの予言　彼らは…地上を崩壊させ人類を破滅へと導く者」
「人類最大にして最強の敵　使徒だ」

現実離れしたこの光景。シンジの穏やかな日常は崩れ去り、戦いの渦中へと巻き込まれていく…　つづく

いや～面白かったですよ。アニメのエヴァとは全然違いますが、知ってるキャラがこういう役割で出演するのかというワクワク感があったりして。『魔物退治』なストーリーで使徒を魔物として扱い、生身で剣や槍や銃で戦っていくだろう展開に大きく期待します。今後も購読決定です。