勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 1巻 略して「勇しぶ」

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web漫画『エイジブレミアム』連載、「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」の1巻です。
アベノミクス効果によって景気は回復傾向にあるけれど、就職氷河期の状態はまだまだ続いてます。それは勇者と魔王とが戦っていた世界でも同じこと。あるとき魔王が倒され平和が訪れたのはいいものの、"勇者制度"の廃止によって勇者たちは一転して無職へとジョブチェンジ。剣や防具のメーカーも縮小を余儀なくされ、新たなる勇者の資格試験も当然ながら廃止となってしまいました。
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主人公・ラウルは勇者予備校に通う勇者志望の青年でしたが試験廃止によって路頭に迷う。就職氷河期では一流企業に就職しようにも勇者を目指して体得した能力が役立つわけもないわけで、何とか中小企業のマジックアイテムチェーン店に滑り込み、レジ打ちの日々を過ごしてます。

そんなお店にアルバイトでやってきたのが魔王の娘だったフィノ。当初は男と間違えられて女と知って驚く場面があるのですけど、読者にとっては表紙を見れば一目瞭然なので むしろ驚いたことに驚きだよ。
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魔王の娘だけあって当初は高飛車な物言いだったり商品の色を臓物に例えるなど、客を怒らせるかドン引きさせる状態だったものの 本当は根は優しい子。感謝されたことを素直に喜んだり、ラウルの行為に笑顔で答えるなど表情の変化が著しいです。これというのも人間界と魔界とでは生き方が全然違うのでフィノにとっては驚きの連続なんですね。
当初は警戒気味だったラウルもフィノのそんな表情に癒され徐々に気持ちを許していく、といった展開です。
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最後の方ではサービスで触手プレイ(笑)。予備校でラウルのライバルだったアイリとフィノがアイテムの暴走によってニュルニュルの手に捕まってしまったー。まぁここまで全くバトルが無かったので一回ぐらいは入れておかなきゃね。

こんな時おりハプニング有りな日常を過ごしているわけですが、話に影を落とすのがフィノが魔王の娘であるということ。勇者制度の廃止は魔王が居ないからであって、もしフィノが魔王を継承するならば制度の復活は間違いない。ソレを狙って無職の勇者が継承を暴力で促す行為には憤りを感じます。
また勇者になりたかったラウルも制度が復活すれば念願の勇者になれるかもしれない。ただしソレはフィノを敵に回すということ。そんな葛藤が展開にスパイスを与えてます。

カワイイ無邪気な魔王の娘・フィノと、勇者志望だったラウルとの?な関係。第23回ファンタジア大賞の金賞を受賞した原作なだけに、ちょっと違う雰囲気を持ってます。
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コメント
この記事へのコメント
戦争特需は対魔王でも必然なんだなぁ…
世知辛いよ紅玉の瞳(字名)さん!
2013/06/08(土) 20:06 | URL | 名無し@まとめいと #-[ 編集]
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