棺探偵D&W 1巻 光永康則の最新作は本格推理ミステリー&ホラー

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『月刊ヤングキングアワーズGH』連載、「棺探偵D&W」の1巻です。
光永康則さんといったら「怪物王女」に代表されるように"人間じゃないもの"が主役になることがありますが、これもその系統。そもそもタイトルの「棺探偵」を英訳すると「VAMPIRE DETECTIVE」と読ませることから"人間じゃないもの"が何なのか語るまでもないですね。

主人公は表紙の二人。右側の十郎は狼(Wolf)並みの嗅覚を持ち、特に血の臭いには敏感。殺人現場の第一発見者となったことが5回もあって付いた仇名が死体発見機。だから第一発見者を装った犯人と間違われることもしばしばです。
左側のヒサトはその友人。自宅療養と称して暗い部屋に引きこもっており、それはまるで吸血鬼(Dracula)のよう。
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ヒサトは十郎が巻き込まれた(発見した)事件を聞くや、安楽椅子探偵のように推理を張り巡らせて真実を見抜く能力を持っていた。例えば上の画像は第2話の一場面。雪国のある村では子供が毎年一人は落ちてきた雪の下敷きになって死亡する事故が起きていた。普通なら誰もが事故だと思うでしょう。けれどもし誰かが子供を雪の落ちてくる場所に誘導させる行為をしていれば、それは事件だとして十郎を現場に向かわせます。
つまり現場での実地調査は十郎が担当。事件性の有無の判断・推理はヒサトの担当ということで、タイトルの「D&W」とは「Dracula & Wolf」の略なんです。

尚、タイトルは探偵でもこれはヒサトらが勝手に探偵活動をしているだけで、誰かからの依頼を請けることはありません。また犯人を捕まえたところで警察に引き渡すこともしません。だって犯人を見つけたら…
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ヒサトが片っ端から殺しちゃうのが常ですから!
これは十郎も知らないこと。十郎はWolfでも嗅覚が鋭いだけの人間なのに対して、ヒサトは本当に吸血鬼なんです。だから今のところは一般的な事件でも、そのうちフランケンとか半魚人とか出てきたりして!?

思った以上に本格推理なのでその手が好きな方はオススメです。光永康則さんの新境地に関心すると思いますよ。
棺探偵D&W 1 (ヤングキングコミックス)
光永 康則
少年画報社 (2013-08-16)
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2013/09/30(月) 18:35:21 | オレが面白いと思っているアニメやマンガは、本当に面白いのか?