特等添乗員αの難事件 1巻 歪んだ思考で事件を解決する添乗員

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『月刊ASUKA』連載、「特等添乗員αの難事件」の1巻です。
「万能鑑定士Q」シリーズの姉妹編と位置付けられてる同名小説(現在5巻まで発行)をコミカライズしたもの。中卒ニートだった主人公がエリート官僚と仲睦まじい関係になっていくシンデレラストーリーなので女性誌に連載されるのも当然か。
この作品の根幹を成すのが「ラテラル・シンキング」という考え方。通常の考え方とは全く逆で、悪知恵に近い非常識な歪んだ思考のこと。時としてこれが答えを導き出すことを覚えておいてください。

壱条那沖(いちじょう なおき)は官房長官を父に持つ厚労労働省 食品安全部のエリート官僚。そんな立場から「二世」だの「親の七光り」だの妬まれるものの、本人はいたって真面目で物事を真剣に取り組んでいるので好感が持てます。
けれど とある抜き打ち捜索でヘマをやらかしてしまい、観光庁へと異動(事実上の左遷)させられてしまう…

そのヘマについて壱条は後悔してません。極めて冷静に・論理的に考えての行動でしたから。けれど世の中には非常識な悪知恵が満ち溢れている。そこで知らされたのが「ラテラル・シンキング」。物事を正面から見るだけでなく、時には曲がった見方も必要なことを教えられます。
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ちなみに当作品には「万能鑑定士Q」の凜田莉子・小笠原悠斗・葉山翔太も出演。壱条がヘマをやらかす前に それは違うと進言してます。

観光庁へ異動して添乗員派遣会社「クオンタム」に視察に行った際に出会ったのが主人公である浅倉絢奈(あさくら あやな)。もっともこの時はまだ添乗員の受験者に過ぎません。中卒ニートで家の厄介者。CAである姉の推薦でやっと受験できた身分です。けれど試験も実技もダメダメで落選は確実…
でも彼女の思考だけは普通と違いました。試験の答案だって答えは違うものの間違ってはいないのです。例えば「夏の星座が冬に見えないのはなぜか?」との問いに「昼間だったから」と。これが"曲がった見方"なのかと思いつつその場は別れるのですが、夜に偶然に出会って疑問は確信へと変わります。
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彼女の型にとらわれない発想が壱条に閃きを与えます。この閃きによって先のヘマの原因だった物的証拠を見事に突き止めることができました。そのお礼として次回受験に合格するための授業を受けるよう手配する──
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といった展開です。女性誌に掲載してるからといって媚びることのない絵柄ですから普通に読めますよ。いやむしろ浅倉さんの可愛らしさならば男性誌に掲載してもいいと思うほどです。「万能鑑定士Q」と似たテイストですからそちらが好きならこっちも好きになること間違いないでしょう。
特等添乗員αの難事件 I (あすかコミックスDX)
蒼崎 律
KADOKAWA/角川書店 (2014-05-23)
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コメント
この記事へのコメント
私の記憶が確かならラテラルシンキングはヴァーティカルシンキング(垂直思考―順序立てて論理を積み重ねる)
と対を為す思考法、水平思考―あらゆる面から物事を考える思考法だったと思う。
2014/05/27(火) 23:46 | URL | 電子の海から名無し様 #-[ 編集]
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