激マン! マジンガーZの章 たった一枚の絵から企画が動き始める

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『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン! ~マジンガーZの章~」の第2話
バイクが巨大ロボットの頭に乗って操縦するアイデアに閃いた激。この当時(昭和47年)まで巨大ロボといったらリモコンなりを使って外部から操縦するのが当たり前だった時代。「乗り込んで操縦する」アイデアは画期的でした。
一度考え始めたら妄想が止まらない! この漫画を描きたいとマネージャーである弟のタカシに頼むも答えはNo。時代的に巨大ロボは昔のものだったからです。けれどアニメなら可能性はあるとの返事に今度は激が乗り気じゃない。今現在 デビルマンを製作中だけど企画を出してから番組が決まるまで一年かかった。俺は今、描きたいんだから!
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そうは言うけど現在の連載はどうなのよ? と訊いてみたらこんな具合です。(昭和47年6月初頭)
少年ジャンプ「ハレンチ学園」
少年マガジン「デビルマン」
少年サンデー「あにまるケダマン」
少年チャンピオン「あばしり一家」
たのしい幼稚園「電人サンダー」
週刊少年誌に同時に4本ですよ! 今なら絶対にありえないことです。それだけ激(永井豪)のペンが早かったということであり、担当にとってはありがたい漫画家だったことでしょう。
この状態で更に週刊で新連載なんて無謀。実際にこの年の1~2月に少年キングで「スポコンくん」を描いて週刊少年誌5誌に同時連載という未だに破られない記録を作ったのですが5週でギブアップ。マネージャーが謝って「スポコンくん」の連載を終わらせてもらったことがありました。あんなことはもう嫌だとタカシは否定的な態度を緩めません。

ま、ぶっちゃけますと人気だった「ハレンチ学園」を終らせて「マジンガーZ」が始まることになります。さすがに何かを終らせないと無理ということでね。
そんなタイミングで現れたのは東映動画(現 東映アニメーション)の企画部長である有馬堅一 氏(実名は有賀健 氏)。デビルマン誕生のきっかけを作ってくれた人です。来月から放送が始まるデビルマン1話の試写の話をしに来たのですが、激がこんなアイデアがあると巨大ロボットのラフ画を見せてみました。
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たちどころに目の色が変わった有馬氏は絵を預からせてほしいと。企画部長という肩書きがこの作品は売れると閃いたかもしれません。
マジンガーZの企画はこの時の たった一枚の絵から動き始めた!

翌日 有馬氏から ロボットの名前は何ですか? タイトルを決めてください! 主人公はどんな少年です? 詳しい設定が欲しいです! 急いで企画書を作ってください!! と矢の催促。デビルマンの時とは明らかに違う態度に激も やる気充分! ヤスタカも含めた兄弟三人でストーリー設定を作ることになりました。

鉄人28号は5・6メートルだけど人が乗るからには20メートル以上はあるだろう。そのエネルギーはどうするんだと検討する中、未知の金属に未知のエネルギーならいいだろうということになり、「光子力エネルギー」を採用。
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ボディは現実の金属には無いメチャ頑丈な金属「超合金」と名付けることに。今尚、現在に続く玩具の「超合金」はここで作られたのですね。タイトルはまだ企画段階ですから「アイアンZ」となりました。「マジンガーZ」になるまでもう少しかかりそうです。 つづく
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コメント
この記事へのコメント
昔の漫画家さんの連載密度は凄いなあ。
今の漫画とは絵の密度とかは違うから単純に比較は出来ないけど。
2014/07/12(土) 09:34 | URL |   #CeIfeFHM[ 編集]
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