激マン! マジンガーZの章 1巻 マジンガーZの誕生を描く創作秘話

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『週刊漫画ゴラク』連載、「激マン! マジンガーZの章」の1巻です。
成り行き上、連日して激マンの記事になってしまいました。遂に第1巻が発売ですよ。私が小さい時にリアルタイムで観ていた作品だけに思い入れが沢山あります。故にどのように作られたのかは興味を持たずにいられませんって!
アニメ業界においても"巨大ロボットもの"という新しいジャンルを開拓した作品。これが無ければガンダムもエヴァも存在しなかったかもしれないのですから。

主人公は永井豪を模した ナガイ激。時代は1972年の5月下旬~6月上旬と思われます。その日、激は横断歩道で信号待ちをしてると車がひどい渋滞だった。運転手はさぞイラついてるだろうな、後ろの車は前の車を乗り越えてでも前に行きたいだろうな──ってな思いが全ての始まりになろうとは!
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もし車がロボットに変形して渋滞を避けながら進んだらどうだろう? 人が乗って車のように運転するロボット! これはアトムでも鉄人でもない新しいロボットに違いない!
この発想が当時としては画期的。当時のロボットといえばアトムのように自律型か、鉄人やジャイアントロボに代表されるコントロール型しか考えがありませんでした。「ロボットに乗り込んで操縦する」という発想そのものが無かったのです。ですから上の画像のように「これは新しい!!」と叫んだのも当然といえるでしょう。
新連載「激マン! マジンガーZの章」 今語られるマジンガーの製作秘話

パッとラフで描いた巨大ロボ。当初はバイクが頭に駆け上がってドッキングし、そのまま操縦席になるという設定だったようです。この一枚のラフ画が東映動画(現 東映アニメーション)の企画部長の目に止まり、激も驚くほどにアニメ企画が素早くスタートし始めます。
激マン! マジンガーZの章 たった一枚の絵から企画が動き始める

東映から敵キャラのデザインを催促されるも、漫画とアニメ「デビルマン」の敵キャラを考えるだけで手一杯。自分一人じゃ無理ということで、元アシスタントだった石川賢が数年ぶりに手伝うことになりました。石川賢がいかに欠かせない存在だったかわかるエピソードです。あしゅら男爵も彼のアイデアだったのですね。
激マン! マジンガーZの章 復帰した石川賢が新たなキャラを創り始める
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ここまで企画案の名前を使ってきたけれどイマイチということで考え直すことに。Zのイメージは西洋の鎧から。鎧の頭は兜だから主人公は兜甲児に。Zも今までアイアンZとしてきたものの、機械(マシン)って魔神(マジン)みたい→マシンの魔神→マジンガーZへと正式に決定しました。
激マン! マジンガーZの章 タイトルが「マジンガーZ」になって物語が動き始める

バイクでドッキングする方式がボツに。理由は仮面ライダーとカブるから! 当時大人気だった仮面ライダーのバイクを東映としては他作品に使わせたくなかったそうだ。そこで代案されたのがホバーパイルダーなわけですな。
激マン! マジンガーZの章 仮面ライダーの影響でバイク案がボツになる

アニメ企画が進む一方で漫画を連載するにはどの雑誌にしようか考えます。ジャンプのハレンチを終らせれば暇が取れるのでサンデーかチャンピオンにしたいつもり。
激マン! マジンガーZの章 連載再開。マジンガーの年内放映が決定に

マジンガーの年内開始がほぼ決定。ただしフジテレビ側は「漫画を週刊連載させること」が絶対条件だという。その都合上、連載するには少年ジャンプしか選択肢が無いことに。
激マン! マジンガーZの章 アニメ化の条件が週刊誌連載だったとは
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ジャンプ編集部と話し合う機会が持たれました。自信を持ってプレゼンしたものの編集部は興味がないらしく「絶対にやらない」と言われてしまいます。これではアニメはボツになってしまうのですが…
激マン! マジンガーZの章 ジャンプにマジンガーは似合わないと下される

後に大人気になるものの始まるまでは決して順風満帆ではなかったわけですね。いったいどのようにして危機を乗り越えたのかは次巻のお楽しみということで。
激マン! マジンガーZ編 (1) (ニチブンコミックス)
永井 豪&ダイナミックプロ
日本文芸社 (2014-11-29)
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