虚構推理 1巻 怪異たちの神の少女と怪異から恐怖される男のラブミステリー

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『少年マガジンR』連載、「虚構推理」の1巻です。
「スパイラル〜推理の絆〜」や「絶園のテンペスト」の原作者・城平 京氏が2011年に発表した小説「虚構推理 鋼人七瀬」をコミカライズしたもの。ちなみに当作品は翌年に第12回本格ミステリ大賞を受賞してます。
当作品を大雑把に説明しますと"鋼人七瀬"と呼ばれる 顔を潰された巨乳アイドルの亡霊(手には自分が死んだ原因の鉄骨を持ち歩いてます)を倒すことにあるのですが、この1巻では退治するのに集うメインの三人の紹介話となってます。

岩永琴子が15歳のとき。定期健診で訪れた病院にて、ふとしたきっかけで大学生・桜川九郎に一目ぼれしてしまう。けれど九郎には紗季という恋人が居て つけいる隙などありゃしない。それから二年…九郎は両親への挨拶を済ませて結納も間近と聞き焦る琴子でしたが、ある日を境に別れたと知る。だったらアタックするしかないよねっ!
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二年前に出会って以来、話すのは二回目だというのに いきなり結婚を前提としたお付き合いをしたいとは積極的すぎるだろう(笑) まぁそれだけ思いが募っていたということなんでしょうけど。

ここまでなら普通の"恋愛もの"のジャンルに収まっているハズ。でも紗季と別れたきっかけを話すところからジャンルは"ミステリーもの"に大きく傾いていきます。二人で京都旅行に行った際、カッパを見たというのだ。これに恐怖し逃げたことに「そんな人だとは思わなかった」と言われて別れたとのこと。普通の人間ならばこんな絵空事など信じないだろう。
けれど琴子は違いました。むしろこの話の真実を言い当てます。
  逃げたのはあなたではなくカッパの方ですよね
  カッパはサキさんの横にいる あなたを見て恐怖し 逃げ出した

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琴子は"妖怪""あやかし""怪異""魔"といったものを信じていた。そう呼ばれるものが そこかしこに潜んでおり、確信を持って私達の生活を窺っているという。そんな琴子に「君は何者だ?」と九郎。全てを知っているかのように話す姿に いささか恐怖します。そこで知る琴子の真実。
   琴子は怪異たちの知恵の神であり、人間と怪異の中間に位置する存在だったのだ!
11歳の時に神隠しにあい、そういう存在となるのを条件に右目と左足を失った。今あるのは義眼であり義足。そもそも病院に通っていたのはこれを健診するためでした。

これを知って九郎もまた己の真実を話します。
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九郎も11歳のときに妖怪変化を二種類食べたことがあった。一つは人魚で、これによりどんな大怪我をしようともすぐに再生してしまう身体になっていた。あと一種類はまだわかりませんが、これによって"怪異"たちからはただならぬ存在として恐れられているようです。

その後 二人は晴れてカップルに。そして二年半後、本題である鋼人七瀬の事件が起きます。グラビアアイドルの七瀬かりんが鉄骨の下敷きとなって顔を潰されて死亡した。その後、顔を潰された七瀬の亡霊が鉄骨を手にして彷徨う姿が何件も目撃される。これが鋼人七瀬です。この事件を解決すべく動き出したのがメインの三人の最後の一人・紗季。今は婦人警官となっている九郎の元カノです。その元カノが今カノの琴子と会ってしまうわけですよ。
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2巻ではこの七瀬との対決がメインとなりそうです。その前に今でも九郎を気にしている紗季と琴子の対決がありそうですけど(笑)。
虚構推理(1) (講談社コミックス月刊マガジン)
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虚構推理(2): 月刊マガジン *11月17日発売
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