神様のジョーカー 1巻 願いは必ず叶うも、何か必ず犠牲を払ねばならない能力者

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『イブニング』連載、「神様のジョーカー」の1巻です。
原作は「湾岸ミッドナイト」等の楠みちはる、作画は「マイガール」等の佐原ミズという異色タッグによる作品。ジャンル分けすると…ミステリーになりますかね。当方で佐原ミズ作品を扱うのは「マイガール」以来ってことで過去記事調べたら2007年だよ! 記事番号にして100番台という、すごーく昔の話。この人は作画が上手いのでもっと知られていいんだけどねー。ちなみにその記事は下記に。
マイガール 佐原ミズ 芸術的画力と心温まるドラマの結合

平凡な大学生の緒方 希和(おがた きわ)は就職活動しても落ちてばかり。一つ年上で出版業界に就職した彼女・茉洋(まひろ)からは叱られてばかり。こう書くと希和はダメダメな人間なようですがそうではない。やる気がないように見えるけれど、正確にはやる気を出さないようにしているのだ。
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それは昔から得ていた特殊な能力。願い事を強く願うと必ず叶うのだ。但しその反動で必ず犠牲を強いられる。今までの願い事はこうです。
運動会で早く走れるようになりたい→叶ったけど自転車を盗まれた
留年しそうなのでテストで点を取りたい→叶ったけど父親が怪我をした
茉洋を彼女にしたい→叶ったけど9年飼っていた犬が死んだ
もちろん偶然ということもあるだろうけど、いずれも願いが叶って1日以内の出来事。とても偶然とは思えないのだ。その反動が怖くて就職活動にしても本気で「○○に入りたい」と思えず、落ちてばかりというのが現状だったりします。

が、ある日 希和は仕事を忙しそうにしている茉洋を見たことで助けたいと思い、茉洋が勤務する出版社に入りたいと強く願ってしまう。狭き門でしたが結果は無事に合格。願いは見事に叶ったのです。しかしやはり犠牲が出てしまいました。それは──茉洋の叔父の死でした。
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今までの願いの反動は全て自分に返ってきたのに、今回はどうして茉洋の叔父が? 何か法則でもあるのか? その真相はわからないまま日々は過ぎていく。

茉洋が仕事をする上で一から教えてくれたのが市川さん。派遣社員だけど本当に仕事が出来る人で、自分の憧れの人でした。けれど任期切れということでさっさとクビにしたのが松木次長。かなりの女好きで手を出した女性は数知れず。市川さんも任期延長を求めて夜を共にしたというのにクビにしたのは許せない!
ここで こともあろうか茉洋は、希和に「松木次長に罰を与えて」と頼んでしまうのでした。
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結果、女好きが高じて18歳未満の子に手を出していたようで児童買春の容疑で警察のお世話に。更に逃げて階段から落ちて怪我をしたというオマケ付き。茉洋は次長が怪我をしたことが反動だと思っていた。しかし事態はそれだけに留まりませんでした。
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それは…茉洋自身へも降りかかることに!
佐原ミズの絵は線が繊細で やかましい擬音を描くこともなく、一言で表せば「静かな画風」。その画風において徐々に出来事が大きくなっていく展開はホラーというかミステリーというか、この先どうなっちゃうんだろうという気持ちを煽り立てます。
その能力は何のために? 見定めるのはキミだ!
神様のジョーカー(1) (イブニングKC)
佐原 ミズ
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