「時代」と闘った男~脚本家・佐々木守のメッセージ~ を観て

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1月15日に東海・北陸地域のNHK 7県だけで放送した「「時代」と闘った男~脚本家・佐々木守のメッセージ~」という番組があったので紹介します。
  「時代」と闘った男~脚本家・佐々木守のメッセージ~ (NHK名古屋)
特撮ファンにとって佐々木守は忘れ難き脚本家。ウルトラマンで実相寺昭雄が監督をした全6話の脚本全てを佐々木が担当。またアニメではアルプスの少女ハイジの名場面だろう、クララが立った話の脚本家だったりします。
その佐々木が亡くなって今年で10年。何を残してきたのかが番組で語られました。

生い立ちの紹介はもちろん、TBSの元ディレクターのインタビューでは「約束事を覆す」のが佐々木の特徴と証言。それを裏付ける話としてウルトラマン15話「恐怖の宇宙線」を紹介。子供の描いた絵から生まれたガヴァドンは"怪獣は倒されるもの"の常識を覆し、子供たちはウルトラマンに「倒さないで」と叫び続ける。
また35話「怪獣墓場」ではこれまでに死んでいった怪獣たちの葬儀をしたり、シーボーズは倒さず宇宙に送り返したりと、ここでも常識とは外れた脚本を書きました。

佐々木は小3で終戦を迎え、20歳の大学生のときに米軍基地拡大反対を唱える砂川闘争に参加。権力と戦ったこの時の体験が自らの作品の原点だったそうだ。
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このことを踏まえて代表作となったのが23話「故郷は地球」。宇宙飛行士が遭難して過酷な環境によってジャミラへと変貌。事故を公にせず自分の存在を抹消した地球に復讐すべく暴れる話です。この話は"正義"とは何かを訴えており、気分の晴れないまま見終えた人も多いことでしょう。
これを中学校の授業で観せて感想を述べあう神谷和宏氏の授業風景があり、現代にも通じるところがあることを知らされました。
神谷和宏オフィシャルブログ
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またこの話の中心人物だった二瓶正也や桜井浩子もこの話について感想を述べました。私としては本当に久しぶりに二瓶正也氏を見れてちょい感動。また何かに出て欲しいなぁ。
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他作品の紹介でシルバー仮面は「迫害されながら人知れず宇宙人と戦うヒーロー」。アイアンキングは「ヒーローなのに…弱い」なんて書かれちゃいました。そりゃ活動時間が1分だし、そもそも静弦太郎が主人公なので当然っちゃ当然ですけど。
思った以上に良い内容だったのでやがて全国放送することに期待したいです。
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