屍者の帝国 1巻 親友の魂を取り戻すためワトソンは諜報員に

shisha160208.jpg
『ドラゴンエイジ』連載、「屍者の帝国」の1巻です。
2012年に発表し、第33回日本SF大賞特別賞や第44回星雲賞日本長編部門を受賞した同名の小説をコミカライズ。去年 劇場アニメになったことからそれで知った人も多いことでしょう。かくいう私もそうですけど。

18世紀末、ヴィクター・フランケンシュタインによってもたらされた世紀の発明「人造人間」。ヴィクターは自らが作った最初の人造人間「ザ・ワン」によって殺されてしまうも、屍者を蘇らせる技術は確立。それから約80年経った1878年の現在では、屍者が工場や店で働いているのが当たり前となってる世界です。ただし感情は持っておらず命令されたことに従うだけ。生前と同じような「魂の蘇生」までも成功したのは未だに「ザ・ワン」だけの状況です。
医学生のジョン・ワトソンはとある理由で死亡した、親友だったフライデーを人造人間化。これを知った政府の諜報機関「ウォルシンガム機関」はワトソンに接触。
shisha160208-.jpg
高度な技術を必要とする屍者の再創造を学生が、たった一人で完成させたことに感嘆。ただし死体窃盗や無許可の死者復活など、数々の懲役刑を犯している。そこで交換条件で懲役免除をする代わりに諜報員となり、大英帝国のために働くことを命じられます。ワトソンはどんな苦境になろうともフライデーの「魂の蘇生」に成功するまでは挫けないことを誓う。
ちなみに上の画像にある諜報機関「ウォルシンガム機関」の代表はM。弟が私立探偵をしているということで、Mとはマイクロフトのこと。弟とはシャーロック・ホームズを指してるんですね。漫画には全く出ませんが。

ロシア帝国の諜報活動を命じられたワトソンはインドに渡り、協力者のバーナビー大尉と合流。ロシアの屍者博士・カラマーゾフが武装した屍者と共にアフガニスタンの奥地に消えたことを知らされる。何でもそこで屍者の王国を建設するんだとか。その真意を探るため一同はアフガニスタンへ…
途中で襲ってくるのは人間爆弾と同じような屍者爆弾。屍者自らの脂肪を爆薬としたロシアの屍者兵器です。諜報活動に妨害があるのは当然ですな。その中に今までとは違う新型の屍者が混じっていた!
shisha160208-1.jpg
弾丸を避けたのだ。思考を持たない屍者にとってそれはありえないこと。思考する屍者…それは「ザ・ワン」と同じく感情を持っているのだろうか? 困難を乗り越えてカラマーゾフとの接触に成功した一同は新型の屍者について問いただす。
shisha160208-2.jpg
そしたら新型の情報を拡散させることは世界規模の危機に繋がると言ってきた。カラマーゾフはそれを知らせないためにアフガニスタンの奥地まで来たのだった。その情報とは何か? ま、確かにこれを知らせたら大事になるのは間違いありません。それだけ知らせたくない真実ですから…

原作では諜報活動に主要点を置いてあるのに対して漫画では(劇場アニメでも)そんなことありません。そこのところが意見の分かれるところでしょうかね。
屍者の帝国 (1) (ドラゴンコミックスエイジ)
樋野友行
KADOKAWA/富士見書房 (2016-02-09)
売り上げランキング: 1,728
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
ワトソン君が出るのにホームズが出ないとは珍しい
全く知らなかった作品にちょっとわくわく
2016/02/10(水) 15:04 | URL | 名無し #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://beatarai.blog90.fc2.com/tb.php/3676-5f5a5ff7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック