戦国外道伝 ローカ=アローカ 1巻 魔界の鬼を喰らうニート忍者・加藤段蔵

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『月刊ヤングマガジン』連載、「戦国外道伝 ローカ=アローカ」の1巻です。
忍者の加藤段蔵といったら"飛び加藤"とも呼ばれたりするメジャーな存在であり実在した忍者。その加藤をここまで改変した設定にしたのは珍しいんじゃないですかね。

時は1561年の川中島の戦い。そう、五回あったとされる川中島の戦いにおいて最も死傷者を多く出したとされる第四次合戦から始まります。余談ながら有名な「キツツキ戦法」はここで使われたものですよ。
武田と上杉が激しく戦っている中に現れたのは魔界の城・纐纈城(こうけつじょう)と魔界の兵たち。血の臭いに誘われて来たかはともかく、奴らの目的は人間狩り。狩られた者たちは例外なく生きながら血を絞り取られると言われており、武田も上杉も恐怖に駆られる。
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もちろん中には勇敢に戦いを挑む武将も居た。が、真っ二つにしたところで平気で立ち向かってくるのだ。しかも切った断片から見えるのは魔界の鬼や地獄に落ちて拷問される人々。つまり地獄そのものが兵の中に存在してるというミステリーに、斬った武将は恐怖するしかありません。

そんな生き地獄の戦場において場違いともいえる声が聞こえてきましたよ!?
雇ってくれー 上杉でも 武田でも 俺を雇ってくれぇー
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それがニート忍者・加藤段蔵です。働き口を探しに戦場までやって来たという次第。けれど状況はそれどころでないとわかり、だったら己の実力を見せるべく魔界の兵と戦って勝ってしまうのです。いや、その勝ち方というのが何ともまぁ…"戦った"とは言わないよね。そこんところはご自身でお読みください。これまた余談ですがココのくだりは実在した加藤にまつわる話「呑牛(どんぎゅう)の術」が元ネタになってるのでしょう。

この加藤に興味を持ったのが武田の重臣・望月盛時。上杉や北条は人間だから倒すことはできるだろう。しかし人でない纐纈城は戦ったところで陥とせるとは思えない。けれど魔界に近い者ならば…ということで信玄公に加藤を雇うよう進言します(シャレになっちゃった)。
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割愛しますが加藤の眼はとある理由でありません。でもそれだからこそ魔界の者と戦えるのです。纐纈城を信玄公のモノにしてみせると断言する加藤。でも重臣・飯富虎昌からは猛反発。わけのわからない者を家臣にできないと、もっともな意見が。そこで盛時は己の命を賭けて加藤を家臣にする行動を取るのでした。

これが本当に命を賭けてるんですねー。その甲斐あって加藤は纐纈城討伐隊の一員として召し抱えられることになりました。以後の話は討伐隊に加えるべく仲間たちの捜索に移ります。世の中には加藤みたいな人物がまだ他に居るかもしれないということです。後半になって早速 一人が現れたのですが、果たして仲間になるのかな!?
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長谷川 明
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