ビンゾー 1巻 ゾンビになった引きこもりがゾンビ界の神になる?

binzo161116.jpg
『別冊少年チャンピオン』連載、「ビンゾー」の1巻です。
「GO ANd GO」「ANGEL VOICE」といったスポーツ漫画を描いてきた古谷野孝雄の新作はなぜかゾンビもの。ただしゾンビから逃げる人々ではなく、ゾンビになってしまった引きこもりを主人公にしてる点が他のゾンビものとはちょっと違います。

ウイルスの突然変異によりゾンビが発生した201x年。アメリカからヨーロッパへと感染地域は広がったものの、日本は一時的に鎖国したことで感染は免れていた。が、多くのものを輸入しなければ成り立たないのがこの日本。気を付けながら輸入を再開したけれど、ソレは密かに入っていたようだ…

藤岡修造(19歳)はアイドルおたくの引きこもり。引きこもりとはいえアイドルの"みーもん"ファンからはキレッキレの おた芸を披露する"神"と呼ばれる人物だ。アキバで握手会があるとのことで親のクレジットカードを拝借して修造は参加。自分の番となり手を差し出してみたところ
binzo161116-.jpg
いきなり噛まれたー! マネージャーがいつの間にか感染しており、先ほど通路で噛まれたことからゾンビになっていたわけです。握手会は大混乱となる中、自分もゾンビになってしまったと落ち込む修造。でもマッハの速さで立ち直る。「なっちゃったモンは仕方ねえか」と(笑)。ここんとこ、好きなアイドルから噛まれたという優越感がこの気持ちにさせてるかもしれないね。

ゾンビになり わかったことは「思ったように動けない」ことや「言葉がしゃべれない」こと。そして何より「自分の意識を持ち続けている」こと。理由はわからないけどゾンビになった一部の人は意識が残っているらしい。
今後ゾンビは増え続けていくだろう。だったらもう一度生まれ変わってやろう、どうせ生きていたってどうしようもない人間だったんだし。
binzo161116-1.jpg
こうして修造は海賊王ならぬ"ゾンビ界の神"を目指すことに。でもこの行為によって人類が救われることになろうとは本人自身まだわかっていない。もちろん読者にも──

さて、こういう志を持ったはいいけれど動きがスローなのが問題。一発でゾンビとわかってしまうからだ。不良たちがオヤジ狩りならぬゾンビ狩りを始めて修造は大ピンチ。そこへフードを被った青年が現れ、たちまち不良たちを刺殺してしまった。どうやら彼、瀬津もゾンビとのこと。ゾンビなのにどうしてあんなに早く行動できるの?
binzo161116-2.jpg
実は瀬津は連続殺人犯だった。ゾンビになったことを祝うかのように殺すことで快楽を得ているらしい。仲間になったら早く動ける理由を教えるとするも、これを拒否した修造。こんなサイコ野郎と一緒にいられるかってわけですね。
瀬津は去るも、今度会ったら殺すと言い残す。修造は早く動ける原因を探るべく動き出す。そうしなければ再会したら殺されるのは確実ですから。

前述しましたがよくあるゾンビものと違い、ゾンビ自身が主人公となって困難に立ち向かう展開。これが人類を救うことに役立っていくのですから、ある意味 ヒーローの誕生を見守っているのかもしれませんよ。
ビンゾー 1 (少年チャンピオン・コミックス)
ビンゾー 1 (少年チャンピオン・コミックス)
ビンゾー 1 (少年チャンピオン・コミックス) Kindle版
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://beatarai.blog90.fc2.com/tb.php/3921-bc0b9581
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック