
『エブリスタ』連載、「拷問トーナメント」の1巻です。
駅のホームにて高校生・太田俊輔は、金髪で全身白服の男とぶつかる。あまりに特異な姿だったことから目で追っていたら飛び込み自殺を図ったではないか! しかも死ぬ寸前に見えた顔は自分と瓜二つ。こんなことってあるのか?
更に ぶつかった時だろう、その男は俊輔のポケットにスマホを忍ばせていた。いったい何のために? 夜中になってそのスマホ画面にこう表示された。
WELCOME TO 拷問トーナメント と…
翌日、俊輔は拉致される。気が付いたら檻の中。モニターでは美少女アニメキャラが拷問トーナメントの説明をしていた。

説明によると今から行われるのは"白の貴公子"と"黒い月"との賭け試合対決。対決といっても二人が戦うのでなく、それぞれが被験者に拷問を行い、早く口を割らせた方が勝ちというもの。拷問は殺さない限りは何をしてもOK! 本当に何をしてもいいのです。両手両足を切断しようともね。ただし殺した場合は即負けと同時に自分の命がオーバーになってしまいます。
俊輔は自分は"白の貴公子"と間違われている、ここから出してくれと叫ぶも通じない。むしろそれも戦術の一つだろうと対戦相手の"黒い月"から言われる有り様だ。俊輔は拷問する被験者・あいなを介抱して優しく接します。拷問なんてしたくありませんからね。
けれど"黒い月"は被験者であるヤクザの幹部には容赦しない。チェーンソーで指を一本ずつ切断するなど見るからに痛さが伝わってきますよ。このままでは先を越されてしまう・・・その焦りなのか本心なのか、俊輔の口調も態度も変わりだした。

スタンガンをけしかけ、気絶したら水をぶっかけて再びスタンガンの繰り返し。先を越されたら殺されるかもしれないという恐怖が俊輔の心を支配していた。あいなは耐えかねて名前を出すも、それはフェイク。被験者も拷問に耐えて白状しなければ大金が手に入るのだから必死だ。

嘘の報告をしたことで後がなくなった俊輔。あと一回間違えたら負け確定。その恐怖が狂気となり、いよいよ あいなの身体に刃物を突き立てるようになっていく。もうダークサイトに落ちたのも同じだね。
そこで あいなは名前を告げた。それが本当なのか嘘なのかは神のみぞ知る領域。報告するかしないか迷った挙句…失敗! 私は勝ったと高笑いする あいなです。

でもそれは、今度は俊輔のフェイクでした! とある方法を使って負けたと思わせたのですねー。
こうして無事に生還できた俊輔。けれどゲームはまだ終わらない。このゲームから抜け出すには最後まで勝ち続けるしかないのだから…
人間追い詰められたら何でもやりかねないという素顔が見える作品です。それに拷問は見ているだけで痛いよ。女性が描いてるだけにどぎつい表現はないものの、これが男の漫画家だったら目さえ通せなくなりそうな予感。

拷問トーナメント(1) (アクションコミックス)
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