ぼくたちは勉強ができない 問39 古橋さんの母の思い出に感動せずにいられない

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『週刊少年ジャンプ』連載、「ぼくたちは勉強ができない」の問39
縁日で全ヒロインと対面した後に終電に乗り遅れてしまった唯我。それと同じく乗り遅れてしまったのは……古橋さんでした。やはりという声が多かったりして? だってメインヒロイン三人の内、一番出遅れてる感がありますから ここらで立ち位置を上げておく必要がありますからね。

古橋さんが乗り遅れた最大の原因は夜空の星を長時間見続けていたから。けれどそんな理由恥ずかしくて言えません。駅を出てタクシー乗り場に行っても来る気配なし。仕方なく大通りまで歩くことにするのですが、慣れない下駄を履いていた古橋さんが足を痛めてしまいます。どうすれば──と思ったところで旅館を発見。

けれど一部屋しか空いてないんだと。そこで咄嗟の姉弟設定。成幸くんと呼ぶ古橋さんと、文乃姉ちゃんと呼ぶ唯我デス。これ、古橋さんの方から誘ったのが何とも愉快。フトンさえ離れておけば大丈夫だと考えてのことでしたが、一組しかないことに顔が引きつるのは当然か。
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てなわけで二人でフトンに入るわけですが、意識しないのが無理というもの。お互いにドキドキして眠れるわけもありません。そこで見つけたのは窓から見える満天の星空。街から離れた場所であり、夜も12時過ぎなのでよく見えるのでしょう。
星が好きな古橋さんは星座や星を語り始め、唯我は本当に好きなんだなと実感。
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はい、この「天の光はすべての星」とはSF作家 フレドリック・ブラウンの長編小説。SF小説好きなら「発狂した宇宙」と同じ作者といえば誰もがわかるハズ。グレンラガンの最終話のサブタイトルになったことから有名になり、久しく廃刊だったものが再発行されてます。

古橋さんは昔からこの小説が好きだったようで、それは亡くなったお母さんの思い出の一つでもありました。
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病床につき余命も少ないのでしょう。遺言のような言葉を幼い古橋さんに投げかけます。
 お母さんはいなくなったりしない
 その本に出てくるテレポートで星に行くだけ
 そこから いつもあなたを見ているから
 星のキレイな夜には きっと見つけて頂戴ね

(´;ω;`)ブワッ そんな悲しい出来事があったとは…古橋さんはもっと人気が出るべきです!

母親が握ってくれた手は心地よく包み込んでくれた。眠りからちょっと覚め、今この手を握っていたのは唯我。少し驚いたけれど悪意があったわけでなく、また母親に似てたんでしょうね、そのまま再び眠りについた古橋さんでした…
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でも翌朝、非常に気まずい空気に包まれる二人。それこそ穴があったら入りたい状態でしょうね。でもこれにより古橋さんの気持ちは少し傾いたかな? 読者にとっても古橋さんに傾いた人は少なからず居る…よね!?
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えっろ。
2021/03/13(土) 18:44 | URL | 名無し #-[ 編集]
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