映画「ブレイブストーム」を観てきた

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多くの人はハガレンとか行ってるでしょうが、私は「ブレイブストーム」を観てきました。昭和40年代後半の第二次特撮ブーム期に放送された「シルバー仮面」と「スーパーロボット レッドバロン」を一つの映画に登場させたやつです。当時をリアルタイムで観ていた私のような世代にとっては見過ごせませんからね!

大まかなストーリーは2050年、人類はほとんど死滅していた。キルギス星人がブラックバロンという巨大ロボを使って地球の大気を変化させたからだ。そこで立ち上がったのがシルバー仮面の春日五兄妹。シルバーという超人スーツを使ってブラックバロンの設計図を奪取。2013年の過去に遡り、ロボット工学の紅健一郎博士に依頼して新たに設計したレッドバロンを造ってもらう。操縦するのは弟の紅健(仮面ライダーオーズの渡辺秀)。そしてブラックバロンとレッドバロンとの地球の運命を賭けた戦いが始まる──

で、思った以上に良かったです。過去に遡って歴史を変えようとする展開は珍しくないものの、それぞれの作品のオマージュがところどころに仕掛けてあるので知ってる人ならニヤリとすること請け合いです。ざっと上げてみると
・キルギス星人が大気を変えるというのは、シルバー仮面で毒ガスをまき散らしていたのが元ネタ。その際、奇声を上げて走る姿は変態そのものだったよ
・超人スーツ・シルバーは、過去に戻って新型を作る。これはシルバー仮面が途中からシルバー仮面ジャイアントに変化したことを意識してるのでしょう
・シルバー仮面2話に登場したキルギス星人が、1話に登場したチグリス星人を配下として培養・量産している設定は面白い
・レッドバロンが必殺技・エレクトリッガーを放つ際、技の名を叫ばないので知らない世代の人にはわからないだろうな

さて、最も驚いたのが最後の場面。レッドバロンの活躍で歴史が変わり、2050年に残った長男・長女のところにも変化が。基地の扉が開いたのでキルギス星人の手先かと思ったら…
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寺脇康文が扮する ↑この見知らぬ男が入ってきました。はて、この姿はどこかで見たぞ! 外に出てみれば荒廃した世界ではなくなっており、ここんところは「世紀末オカルト学院」のラストシーンそのまんまって感じ。その男は「不知火が…」などと言って、レッドバロンが知らないロボと戦っているよ!?
お前はまさかの静弦太郎! ってことは「アイアンキング」じゃねーか!! そして「to be continued」で終わることから、今度はアイアンキングも出るのかー!? と期待せずにいられませんでした。
まぁホントにやるかは知らないけれど、特撮ファンでなけりゃ絶対にわからない終わり方に満足デス!

シルバー仮面のOPは県立地球防衛軍で♪ シルバー仮面は宿なし仮面 帰る家なし 金もなし
とか記述してた記憶があるぞ
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