戦国小町苦労譚 1巻 農業女子がタイムスリップ!信長の家来となって農業改革す

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『コミック アース☆スター』連載、「戦国小町苦労譚」の1巻です。
思うんですよね。異世界転生ものはたいてい魔法とかのチート能力が備わっていて、大活躍するのが一般的。でもそのような能力は無くとも昔にタイムスリップしてしまえば、現代の知られている技術を使うことで充分にチート能力と言えるんじゃありません?
それがこの作品。現代の農業高校の女生徒が戦国時代にタイムスリップ! そこで自分の才能を活かして農業改革を起こすという物語です。

戦国時代が好きな綾小路静子は農業高校に通う女生徒。ある日、何の前触れもなくいきなり戦国時代にタイムスリップしちゃったよ? しかも織田信長とバッタリ対峙。(あまりに出来過ぎだけどそんな展開なので仕方ないじゃないかー!)
見慣れない服装(学校の制服)からして怪しい奴め、どこかの間者かと刃を向けられるのは当然の成り行きでしょう。
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このままじゃ殺されちゃう! そこで私は南蛮で農業を学んでいた、最新の技術を知っているからお役に立てますと懇願。南蛮というのは嘘だけど最新技術を知っているのは本当なので"噓も方便"だよね。
信長にしても生産力が上がれば国が潤うし民や兵も増えると納得。そこで家来として召し抱えることにしました。先ずはお手並み拝見と、ここ数年 指定の半分も年貢を納められない村があるから そこの村長となって豊作にせよという命令が下ります。

こうして尾張の国のどこかの村長になった静子。けれど村の男たちは「女の村長」が気に入らない様子。この時代は男尊女卑が当たり前だから言う事を聞かないのも無理ないか。
けれど負けていられません。豊作にしないと自分の首が飛ぶのは避けられませんから。先ずは糞を直接撒くのではなく、藁とか もみ殻とかに混ぜて堆肥にする。これだけでかなり効き目が違うとのこと。
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そして持っていた薩摩芋の苗を植えて株を増やします。調べたら日本に来たのは1600年ぐらいだけど、今は1565年。歴史を変えることになるのは仕方ないね。生きるためには。それにサツマイモは成長が早く、飢饉の時に役立ったのは歴史が証明してます。この時代の人たちの生活環境向上のためにも、栄養分のある作物を作ることに何のためらいがあろうか!

このように この時代にはまだ渡来していないトマトやカボチャなども植え、徐々に作付け面積を増やしていく。と同時に問題となるのが鹿などの害獣対策。畑の周囲に柵を作るのはもちろんのこと、静子は武器を作ってもらいます。それはボーガン! 普通の弓とは違い確実性がありますからね。
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さらに はぐれた狼を飼うようになって、狩猟犬と同様に扱うことで効率が飛躍的に上がりました。この時代は肉を食べる風習は無かったけれど、肉を食べることで体力及び免疫が向上するので村人にも食べてもらうことに。
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そして収穫の秋、かつて見たこともない大豊作となり信長も満足。静子は現代に帰りたい気持ちはまだあるけれど、広い大地を自分の好きなように改革できることに喜びを感じてました──

農業で世界を変えようとするところが現実的で面白い。もし現代に戻ったら、品種改良が進んで野菜は少なからず別物になってるかもしれないね。
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