理想のヒモ生活 3巻 アウラの懐妊に伴い、密約を締結する論戦へ

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『ヤングエース』連載、「理想のヒモ生活」の3巻です。
1巻の影響が強すぎて当作品がエロいと思ってる人が居るかもしれませんが、2巻と この3巻はほぼ全然エロくないので気を付けてね。むしろ水面下の交渉場面が多いので政治漫画と言えるかも知れません。

冒頭は前回登場したビー玉の話。何気に持って来たけれど、1個で貴族の家が買える値段だったとは! ならば作ればいいとアウラは言うけれど、ガラスの融点は1200~1400℃ほど。この世界ではそれほど高温に熱する技術が無いので作れないときたもんだ。つくづく『Dr.STONE』の千空の知識がうらやましいぜ。

アウラに ご懐妊の兆候が! めでたいのはいいけれど、それはそれで別の問題が出てきます。それは善治郎の側室について。
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善治郎はアウラのこと一筋に想ってるのでいらないとするも、この世界において正室が懐妊した場合は側室を作るのが一般的。むしろ作らない方がおかしいという考えなんです。また下手すればアウラが善次郎を独占したいがために「側室を作らせなかった」という評判が立つのも よろしくありません。

更にこれに関連した重大な事実が発覚し、下手すれば戦争になりかねないとアウラは噛みしめる。善次郎がカープァ王国から地球にやって来た王族の血を引いてるのは知っていたけれど、シャロワ・ジルベール双王国の姫と共にやって来たらしい。
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つまり善次郎はカープァ王国とシャロワ双王国の両方の血を引いているのだ。各王族は固有の血統魔法を引き継いでおり、それは国の宝といえる存在なんです。ちなみにカープァ王国は「時空魔法」が固有の魔法。これが使えたからこそ善次郎を地球から呼び寄せられたわけですが。これに対してシャロワ双王国は「付与魔法」になります。

アウラとの子は恐らく「時空魔法」を引き継ぐだろう。アウラの魔力は善次郎より強いですから。けれど善次郎が側室を持つことで出来た子は「付与魔法」を持ちかねない。前述したように固有の血統魔法は国の宝といえる存在なことから、魔法の流出を止めるために戦争を始める可能性があるということなんです。
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そこで善次郎は ひと芝居。ぼくちゃんはアウラにラブラブだから他の女性と関係なんか持たないよ。だから側室なんて作らないと猛アピール。あえてバカなヒモ男を演じて見せて、側室を持ち掛ける話をさせないつもりだ。
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またアウラも身重の身体でありながらシャロワ双王国の外交官と水面下の交渉に臨む。もし側室を作って子が出来た場合はどうするかなど、様々な想定を考えながら決して表に出せない密約の提携に尽力を注ぎます。今回、こういう交渉ごとが多いので読む人を選ぶかもね。最初に描いたけど全然エロくないのでご注意ください。
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