
『マンガUP!』連載、「魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」の1巻です。
タイトル長げー! 例によって「小説家になろう」の連載作をコミカライズ。書籍は電撃文庫から3巻まで出てます。
神話の時代に人間・精霊・神までも殺し、魔王と呼ばれた恐ろしき男が居た。その名はアノス・ヴォルディゴード。しかし強すぎるが故に 物足りぬ寂しさを覚え、二千年後に転生するために生涯を閉じた。
そして二千年後。アノスは人間の子として生まれ変わった。死ぬ前に自らの血から七名の配下を生み出して魔王の血を受け継がせ、時が経つにつれ魔族のみならず人間にまで及んだ結果なんでしょう。
そんなアノスは魔王学院に入学することに。この学校は魔王の血を引く者を集め、魔王に最も近き者を魔皇として君臨させるための学校。いわばアノスを捜すための学校です。まぁアノスから言わせればこんなの必要ないんだけどね。だって本人だし。

そこで知ったのは魔法が衰退してること。そして子孫たちが弱体化してること。乱暴者のゼペスが得意満面で"魔炎"を繰り出したけど魔法陣を五つも使っていた。こんな子供の火遊び程度の魔法に何を大口 叩いちゃってんの!? と、開いた口が塞がりません。そりゃ二千年も平和が続けば魔法だって衰えるでしょうよ。
そのゼペスとは入学の実技試験で対戦することに。ここでもゼペスの家宝である魔剣ゼフリートをうっかり折ってしまいそうになり、冷や汗を流します。だって家宝を折ってしまったらさすがに良心の呵責がね…
圧倒するアノスですがゼペスは絶対にギブアップしないと決め込んだ。そこでアノスは──

デコピン一発で全身バラバラにしちゃいます
そして「蘇生」で蘇らせ、またもデコピンでバラバラに。これを繰り返したことでゼペスは恐怖に臆して遂にギブアップ。そりゃこんなことされては堪らんわな。

この後、ゼペスの兄であるリオルクが登場。そこで知ったのは"純血の魔王族"と呼ばれる者たちが皇族として偉い地位に君臨してること。つまり二千年前、自らの血から生んだ七名の配下の直系が、勝手に「俺たちは偉い」と威張ってるわけだ。そんなの知ったこっちゃないとアノスは一蹴。だって俺の血を引いた子孫が、何で俺より威張ってんの? ふざけんなよ となるのは当然だ。これを皇族批判と見なしたリオルクは極大魔法を繰り出すも、そんなの通用しないのは明白。兄弟揃って敗北したのでした。
実技の後の魔力測定・適性検査をクリアし、晴れて入学が許可されたアノスです。
登校日、支給された制服の腕には十字の校章が。これを見た生徒たちから なぜか注目されてしまいます。

だってそれは不適合者の印、というか烙印でしたから
魔力測定においては魔力が強すぎて測定できず、魔力ゼロという結果に。また適正検査では二千年の間にアノスが神格化されてしまっており、本人の考えでないことが正当化されていたからだ。挙句は魔王の名前がアヴォス・ディルヘヴィアと、間違って伝えられていたので「我らの始祖である魔王の名前すら言えない奴が適合者なわけあるかい」となるのも うなずけます。
ともかく魔王でありながら不適合者の烙印を押されてしまったアノス。誰からも格下と見られるけれど、だったら自らの力で俺が本物だってことを教えてやるよ! と、反逆のノロシが上がるのでした。
えーと、つまりこの作品
魔王学院の不適合者とは
魔法科高校の劣等生の亜流みたいなものです。
タイトルといい、本当は最強だけど弱く見られてるところといい、腕の印といい、似てるところが多いのは確か。違うといったらアノスが「俺様強えー」って性格でしょうか。でも人気はあるようで、電撃文庫から出ている3冊は全て2018年内に出たものです。

魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~(1)
魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ 1巻Kindle版
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記事の更新も突然止まっていますが、ひょっとして何かあったんですか?名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?107話はまだ出さないのですか?名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?名前的に裏風都ではなく、財団Xにより改造された仮面ライダーだと思う。名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?これで隼人がドーパントならなんか普通過ぎる展開じゃない?名無し「とある科学の超電磁砲」 美琴と潔斎さんとの馴れ初めが語られる支倉派はどうもこういう小細工が好きになれんな名無し風都探偵 104話 迷路棟の呪いと言われるヘルスタイン博士の謎死神博士に似ているヘルスタイン博士。
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