
『ビッグコミックスピリッツ』連載、「風都探偵」の49話
鳴海荘吉は仮面ライダースカルに変身し、アントライオン・ドーパントとの戦いへ。街を汚した者への鉄槌は文字通りに「重い」! 繰り出すパンチやキックの一発一発がとても重く、アントはたじろぐしかありません。間をあけての毒針攻撃にはスカルマグナムで対抗。アントは堪らず砂の中へ。逃げたのではない。砂の中こそ奴の本来の力が発揮できる場所だからだ。
その通りに砂場のどこからでも攻撃できるためスカルは一転して苦戦を強いられる。

捕まったスカルは養分を吸い取られようとするも、血も体液も全然吸えないとアントは困惑。しかも身体が冷たいんだと。これにスカルは「変身するのは…少しの間、死ぬだけだ」と謎のメッセージ。
これは本当に変身してる間は死んでるか、それとも悪を倒すためなら冷酷になれるという比喩なんだろうか? もっとも死んでいながら動ける理由が分かりませんが、それがスカルのメモリの特徴ならば理解できます。だから荘吉はあまりスカルになりたがらないのかと。
この後はマキシマムドライブでアントを葬りました。はい、間違いなく殺してしまってます。スカルになると相手を殺してしまうことからも、スカルになりたくない一因なんでしょう。きっと。目覚めた翔太郎は改めて弟子入りを志願するもやっぱりダメ。

以後、小中高と進学しても相変わらず おやっさんは首を縦に振りませんでした。認められないイライラから荒れ始めて街の不良どもを叩きのめし、迷惑かけたのが当時は交番勤務だった刃野刑事だったそうだ。
ふーん、おやっさんと並んでジンさんも昔の間柄だったのね。それでいて仮面ライダーであることを教えないとは、余程 口が軽いんでしょう。
そんな翔太郎に転機が。不良に絡まれていた生徒を助けようとしたら、その子が野球部だったので下手なことはできない。結果、殴られ続けてボコボコにされてしまった。それを知った おやっさんは「多少は我慢ができるようになったな」と、弟子入りを認めてくれました。この仕事は綺麗事だけじゃない。自分のことより他人の為の我慢を選べるようになったいま、半人前ぐらいには認めてくれるそうだ。

これを涙と鼻水を流して喜ぶ翔太郎。推定10年近く願っていたことが叶ったのだから、これぐらいは大目に見てあげましょうよ。高校を卒業してから事務所のお世話になって数年後、その人が現れる。

シュラウドです。そして運命のあの夜、ビギンズナイトに流れ込むわけですな。シュラウドは本当は荘吉とフィリップとでWになって欲しかったことから、翔太郎には つれない態度をとりまくりー。
レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』の有名な一節ですよ
「ここにいるのは鳴海荘吉ではなく、ただの冷たい処刑者だ。」
と自分にたいして言い聞かせている面もありそうですね。
なんだかんだで、彼も甘いですから。
そしてこれから訪れるであろうビギンズナイトでの翔太郎の「罪」の事を考えると、「自分のためではなく他人の為の我慢を選べる様になった」からおやっさんに認められたというのが…
己を殺し変身中は不死身の肉体に変えると同時にそのマキシマムは必ず相手を殺してしまう死の仮面ライダー。
そう考えると風都探偵のアントライオンや映画でのスパイダーは初期型のメモリだけで無く、仮面ライダースカルだから殺してしまった、仮面ライダーダブル、ジョーカー、アクセルだったら命は奪わずに済んだとも言えるとしたら。
序でにエターナルなら強制的にT2以外のメモリを停止できるので即座に戦闘終了という、一番確実かつ多くのものを救えるのが兵器の記憶のメモリと言うのも。
ビギンズナイトでは我慢できませんでした…!
スカル自体初期型だしメモリブレイクが全殺しになっちゃうのか
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