
『コミックウォーカー』連載、「航宙軍士官、冒険者になる」の1巻です。
お馴染み「小説家になろう」の連載作のコミカライズ。書籍版は2巻まで出てます。
漫画家は たくま朋正さん。懐かしの「コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー」「コードギアス 漆黒の蓮夜」などを描いてた人です。当方で紹介するのは「漆黒の蓮夜」以来になります。
よく見る異世界ものは現代人が転生・転移するのが一般的。でもこの作品は宇宙船に乗る軍の兵士が、未開の惑星で暮らすことになって魔法と巡り合うというちょっと変わった志向になってるのが特徴です。
人類は知的生命体・バグスと戦っていた。バグスの母星を発見すべく旅立った航宙艦でしたが、何者かの攻撃を受けて(バグスではない)乗組員はアラン・コリント中尉だけを除いて全滅。艦も危うい状態なことから、酸素のある未開の惑星に脱出ポッドで降り立ちます。
この惑星でただ一人、どうやって生きていこう…と思うことなかれ。アランには心強い仲間?がいた。それはナノマシンのナノム。私たちの知ってるナノマシンは大抵、身体が傷ついた時に治療してくれるといったイメージ。でもナノムは命令に忠実なマシンといった類(たぐい)で、数キロ先のものをズームして見せてくれたり、100km走っても疲れないよう血中酸素を操作したりと、まるで体内にコンピューターを内蔵してるかのように便利なことをしてくれます。というか、これが無ければ当作品は成り立ちません。
降り立って二日目、馬車の轍(わだち)を発見。文明のある証拠だと轍を辿って行ったら、10名ほどの人間が狼(魔物)の集団に襲われていた。もちろん銃で助けるアランだけれど、時は既に遅し。少女を除いて全滅で、その少女も片手片足を欠損する大怪我だ。

ナノムに命令して彼女を助ける方法を訊いたら、ナノマシンの入った自分の血を飲ませるんだと。手首の静脈を切るものの、ナノムが痛覚を遮断してくれたので全然痛くないし、傷口はもちろん治すので全然OK!
こうして命を取り留めた少女。名前はクレリアだそうだ。気品のあるところから王族か貴族らしいものの、誰かに追われているらしい。お家騒動か政略なんかで逃げていたのかな?
ともかくアランとクレリアはこのように出会って行動を共にすることになります。

クレリアから見るアランは、どこかの貴族だと思ってるようだ。ペットボトルを見て「どれだけの金貨で手に入れられる?」と思ってるところからも文明の差は明白だ。上はゲームで見た剣さばきをナノムの力で再現したアラン。これを見たクレリアは感動。このように、ナノムの力を借りていることを知らないので「アランすっごーい!」と勘違いでスゴく思ってしまうところが面白いね。

ナノムの最も優れてるところは欠損した手足の再生ができる点でしょう。脳の満腹感・空腹感を操作して栄養分を摂取させて徐々に再生していきます。当初は旅を続けながら治療するつもりでしたが、修復を優先させるべきだと考えなおして しばらく一ヵ所に留まることにしました。その甲斐あって14日目にして足が再生完了します。

この間、アランを注目させたのが魔法の存在。クレリアは火と水の魔法を使えるそうで、アランも真似してやってみた。もちろん何も出ません。けれどここでもやはりナノムが大活躍。出せるようにしちゃいます。これを見たクレリアはやはり「アランすっごーい!」と思うわけですが、真にスゴイのはナノムであってアランじゃないから! そこんところ間違わないで!!

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