超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！ 8巻 商人・マサトの本領発揮

『ヤングガンガン』連載、「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！」の8巻です。
いよいよTVアニメが一週間後の10月3日から放送開始。AT-Xが最速になります。1巻を読んだ時から「あぁこりゃアニメ化するな」と思ってただけに、本当にアニメ化して嬉しいね。これまで全巻レビューしてるし。私は林檎ちゃん推しです。
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！　1巻
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！　2巻　文明を壊す戦いへ
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！　3巻　宗教で人心掌握？
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！　4巻　戦略魔法を攻略す
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！　5巻 お仕置きで人格改造
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！　6巻　エルム共和国 建国す
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです！　7巻　今回は貨幣戦争だ
7巻のおさらい
エルム共和国を建国し、新貨幣・ゴッスを発行することになった司たち超人高校生。帝国・連合・アジュール王国との協議で想像以上の交換金額を貰ったけれど、これが罠でした。三者は裏で手を結んでおり、金の流通を止めてしまった。期日までにゴッス金貨を発行できなければゴッスの価値は無くなる＝エルム共和国は信用できない国だとレッテルを貼られることだろう。
ルーの機転で何とか金を入手できるも、帝国のローゼンリンクが海賊を雇って船が沈められてしまい元の木阿弥。ますます窮地に追いやられたところで"世界最高の実業家"であるマサトの出番。いったいどうやってこの困難を乗り越える？

マサトを前にローゼンリンクは堂々と、海賊を仕向けたのはミーの差し金だとぶちまける。証拠がなければ自分がやったと白状したところで捕まらないと知ってるからだ。まぁボイスレコーダーでこの白状を録音したけれど、未開の技術で録音したものが証拠になるとは思えない。ローゼンリンクはマサトが悔しがる姿を見たかったから白状したのでしょうが、それはマサトの内なる炎を更に燃やす添加剤となりました。

そして期日。金が手に入らなかったことを確認したローゼンリンクは余裕しゃくしゃく。マサトが土下座する姿を思い描いていたところでしょう。
ところがとんでもない大逆転の一手をマサトは打っていた！

この世界にまだ無い、高度な印刷技術を使った紙幣でした
そもそもお金を発行するのに金貨じゃなければいけない理由がある？　軽くて持ち運びやすい紙幣を、金貨と同じ価値だとすれば便利じゃん。マサトは金にこだわっていたローゼンリンクの裏をかいて紙幣の発行をしたのです。これはこの世界の常識を変える大変革でもありました。

もちろんこれを認めないローゼンリンク。けれど事前の根回しで連合とアジュール王国は同意。よって帝国だけがエルム共和国に反することになり、契約不履行の賠償金などを支払わねばなりません。そこに参上したのはネウロ。ローゼンリンクが自裁すれば賠償金を考慮すると司から提案されたことを受けて秘密裏に実行。これによってローゼンリンクは消え、エルム共和国建国以来の大仕事は無事に終えたのでした。

これで一応はめでたしめでたしですけど、マサトに関して余談があります。

連合の商人である美人のお姉さん・シェンメイとの会談。エルム共和国は「平民平等」なんて言ってるけど、いつまで付き合うん？と本音を訊いてきた。商人は人より儲けてなんぼの世界。平等なんてあり得ないとします。実はマサトも全く同じことを考えてました。このままでは共和国に俺の居場所は無くなるだろうと。
よってシェンメイはうちのところに来いと誘うも、まだやることがあるとしてマサトは保留。シェンメイも納得するのですが、いずれ司たちとの別れの時が来るだろうことを予感させることになりました…

はい、ここまでが原作4巻。ここから5巻に突入です。その二人はいきなりやって来た！

今は帝国の支配下にあるヤマト皇国の皇女カグヤと、白銀将シュウの二人が助けを求めて来たのです。これに苦慮する司。「平民平等」を掲げてるだけに追い返すことなどできません。かといって手助けをすれば帝国との協定を破棄することになる。すなわち宣戦布告になるわけで、これまたできるわけもなし。とりあえず不法入国として捕まえてみたけれど、いったいどうすれば!?
　
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! (8)
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 8巻 Kindle版
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 1巻【期間限定 無料お試し版】 　現在1巻無料