紫電改343 新設する飛行隊に勧誘する源田だが菅野の意志は変わらない

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『イブニング』連載、「紫電改343」の第2話
軍が考案した起死回生の"体当たり攻撃"(いわゆる神風特攻隊)に志願した菅野直。史実では昭和19年10月に最初の特攻隊が編成・実行されてます(現在は8月頃?)。菅野はその一番機を託されたと勝手に思い込んで本土に帰還。特攻用の零戦を手にしたところでやって来たのは源田実大佐でした。

てっきり特攻の激励に来たと思いきや、源田の狙いはまるで逆。今度新設する本土防衛部隊の指揮官をやってもらいたいという勧誘だったのです。
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これに反発する菅野。こうしてる間にも俺の部下が命を削り敵の進撃を決死の覚悟で抑えている。けれど状況は悪化の一途であり、これを打破する起死回生の一手が体当たり攻撃だと信じている。だから志願したのに本土防衛の指揮官になれだと!? 守りに徹するなんて熟練搭乗員には屈辱的な任務だと首を縦に振りません。

そこで源田は数字で戦争を語り出した。君が250キロ爆弾を抱えて敵空母に体当たりすれば戦闘機約100機の損害を与えるだろう。但し次回の攻撃の戦力は0になる。
一方、源田の考えてる防衛隊で菅野は一度の出撃で5機撃ち落とすと試算。これを君が率いる40機で攻撃したとして与える損害は200機。体当たり攻撃の倍だ! しかも一度のみならず繰り返しての攻撃が可能。
君の命一つで戦争を考えても
私の計画の方が数値上有益なのだよ

ダメ押しに更に源田は話を続ける。
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君は菅野直という命の盾だ しかし盾は時にとなる
最強の防御は最大の攻撃に変わると私は信じている

何気ない言葉ですが重要なキーワードが。源田の考えてる第343海軍航空隊は剣部隊と呼ばれることになります。
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そうは言われても菅野の心はとっくに特攻するものと決めており、今さら後には引けない状態。よってこの話を断ります。頭にきたウサ晴らしとして零戦の試験飛行に繰り出します。そしたらどこかの一機が突っ掛かって来たので模擬戦へと移行。消えたと思ったら真下に居るとはやるじゃん! いったいどこの部隊のヤツだとコクピットを見れば…源田大佐!?
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いやはや、菅野の意志が強い一方で源田としても退かず劣らず諦めません。海軍最強のパイロットを集めて「空の砦」を完成させる。そのためには菅野をどんな手段を使っても引っ張って来るつもりだ。

これは1979年にNHKが放送した「紫電改 最後の戦闘機」という番組。6:13に源田実のインタビューがあります。貴重な映像ですからご覧になってください。

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