紫電改343 直掩任務を軽視されて憤慨し、新航空部隊への転属を決めた菅野

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『イブニング』連載、「紫電改343」の第4話
台風でフィリピンに戻るのが遅れたことから特攻一番機(第一次攻撃)に乗れなかった菅野。続いての二番機(第二次攻撃)に乗ると思いきや、直掩任務となって またしても外されてしまいます。命令したのは大西瀧治郎中将。後に「特攻の父」と呼ばれる発案者です。その責任を感じてか、玉音放送の翌日に割腹自殺で死去します。もし生きていたとしても東京裁判で かなりの重罪を課せられていたのは間違いないでしょうけど。

それはそうと特攻機4機に対し直掩機8機ということは一機につき二機配属。必ず守れという意思を感じます。
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だから菅野はこの任務に全力を尽くす。特攻隊員の最期を見届け、命を懸けてその名誉を持ち帰るのだと。
こうしてレイテ湾に居座る戦艦や巡洋艦を沈めるべく飛び立った二番機隊。特攻に使われたのは艦爆の彗星。水冷エンジンといったら陸軍の三式・飛燕が有名ですが、海軍だって彗星があるんだよ! 新型機とはいえレイテ湾を埋め尽くす船団の防空網を掻い潜っての特攻は至難の業。その水先案内人として菅野たちの直掩機は奮闘し、全機が特攻したのを見届けて帰還します。

直掩隊が降りたのはレイテから100km離れたセブ基地飛行場。凄まじい対空砲火を浴びながらも無事に帰還したことに隊員たちは疲れ、震えが止まりません。
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僚機を務める笠井智一と杉田庄一は、改めて菅野の操縦テクニックを絶賛。この人となら地獄の果てからでも帰ってこれると思ったようだ。けれど当の菅野は、飛行長に報告した際に直掩任務を軽視されたことに憤慨します。
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右は特攻後の沈没を見届けなかったことに叱責されたところ。そうは言われたって猛烈な対空砲火の中を沈没するまで見届けるなんて無茶もいいところだ。関係ないけど「貴重な零戦を失った」とあるのは彗星の間違いです。
左は帰投するのに輸送機に乗れと言われ、護衛はつかないとのこと。直掩隊の帰投に護衛機をつけるなんて馬鹿げてると言われてこれまた憤慨! 一番機の直掩を務めた「ラバウルの魔王」こと西沢広義は、同様に護衛のつかない輸送機に乗って撃ち落とされてます。

明らかに直掩任務を軽視する態度に頭にきた菅野は南部拳銃を取り出して…自分の右足を誤射しちゃいました。まぁ飛行長を撃ち殺さなかっただけでもマシか。
これにより菅野の気持ちに変化が生じました。
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戦争を数字で考えることを教えた源田大尉。特攻するよりも繰り返し出撃する方が戦果を得られるなら、そうしようと考えを改めます。そして源田に届いた「特命ヲ拝任ス」との手紙。こうして菅野は新航空部隊への転属を決めたのでした。
次号は10月13日発売で表紙。実はこの日は菅野直 生誕99周年なんですよ! 誰も墜落したところを見ておらず戦死推定扱いになってるけど、「ドリフターズ」みたいに異世界に行って生きている可能性はゼロではない! だから私だけでも祝ってあげようと思ってます。
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