
『イブニング』連載、「紫電改343」の第10話
菅野たちの301飛行隊の編隊飛行訓練が終了し、今度は鴛淵(おしぶち)たち701飛行隊の番。機体を引き継ぐ際に鴛淵は相談を持ち掛けて来た。301は先行して343航空隊に来ただけに各紫電改の特徴や癖を知っているハズ。我々は着任したばかりなので、それを教えて欲しいというのだ。
鴛淵は気さくで爽やかで礼儀正しい人物。だから教えることは嫌ではない。嫌ではないが…菅野にとっては礼儀正しいことがむずがゆいのだ。立場上では鴛淵の方が上なのだから、そこはビシッと命令してくれた方が菅野の性格に合うってことです。

そんな話を部下にしてたら日光から「大変だ」と報告が。701が11分もかからずに編隊を組み終えたと聞かされて301の隊員たちは騒ぎ出す。昨日まで20分以上かかってた連中なのに、俺達が一ヶ月かかった時間をあっさり上回ったことが悔しくてたまらないのだ。菅野は沈黙してるけど内心では同じ気持ちに違いない。

その夜、1話などにも登場した杉田庄一が301に加わったことへの歓迎会が開かれました。この人も主役を張れるほどのエピソードを持ってるんですよ。何と言っても山本五十六を護衛していながら護れなかった6機の戦闘機の一人。その責任を取らされて過酷な任務に就かされるんです。事実、他の5人のうち4人は二ヶ月半の間に戦死。あと一人も片手を失い、杉田も全身火傷の重傷を負うなどしてます。
宴会は進み菅野はすっかり酔ってます。そこに「隣では701の連中が来ている」との報告。しかも菅野が好きな ちり鍋をしていると聞かされては黙っていられるわけがない! 勢いよく走って来る足音が聞こえたと思ったら、ふすまを突き破って菅野が乱入してきました! いったい何事? あまりの事態に701の隊員たちが混乱するのも当然だ。

あ、そっちか
酔った勢いで ちり鍋をムリヤリ強奪すると思いきや、さすがにそこまでは理性は失ってなかった様子。むしろ逆に酔った勢いだからこそ、鴛淵に訊きにくい編隊飛行の秘密を教えてくれと頼みます。これをあっさり教えちゃう鴛淵も鴛淵だけどな。

だから俺にも こーゆー風に気になることは
はっきり聞いてくださいよ…
301と701に秘密なんていらねーんだから
ははーん、菅野は自分の行動から鴛淵に「こうして欲しい」と伝えたかったというわけか。意を酌んだ鴛淵はこれを了承。これにより二人の仲は一気に親交したようで、堂々と ちり鍋をいただくのでした。
うーん、ちり鍋 欲しさにすり寄って来たとも考えられるけど…鴛淵が嫌な顔をしてないのだからノープロブレム! これをきっかけに両隊が仲良くなれたらいいよね。
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記事の更新も突然止まっていますが、ひょっとして何かあったんですか?名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?107話はまだ出さないのですか?名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?名前的に裏風都ではなく、財団Xにより改造された仮面ライダーだと思う。名無し風都探偵 106話 友よ、君はなぜ悪魔に魂を売ったのか!?これで隼人がドーパントならなんか普通過ぎる展開じゃない?名無し「とある科学の超電磁砲」 美琴と潔斎さんとの馴れ初めが語られる支倉派はどうもこういう小細工が好きになれんな名無し風都探偵 104話 迷路棟の呪いと言われるヘルスタイン博士の謎死神博士に似ているヘルスタイン博士。
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