るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編- 小樽のエピローグ。札幌の戦いは継続中

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『ジャンプSQ.』連載、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の第35幕
小樽の戦いが終わり今回はそのエピローグ。先ずは霜門寺にやられて幾ばくの命も無い於野から。無駄死には御免だとして左之助の質問に答えます。左之助はストレートに「劍客兵器の本陣はどこか?」と訊くも、位置はわからないと。何故なら本陣で生まれた子供たちは7歳で選別されて壮健と認められた者は目と耳を塞がれて外の世界に搬出される。各地で修練されて移動しながら更なる振り分けを行い、劍客兵器と成れるのは五分、諜報や工作に従事する者が一割、残りの八割五分は死ぬんだそうだ。
ははーん、劍客兵器はどこで生まれたのかも知らないで育つわけか。まぁ修練しかしないわけだし、何処で生まれようが関係ないってことだね。

本陣の在り処は最大の秘匿事項であるため知っているのは部隊将のみ。だから本当に知らないし、他に知ってるような人物も…いや、一人いた。本陣を抜けた男がいるらしく、追跡・抹殺をするも困難だったと聞く。もしその男が生き延びていれば…というところで於野は膝まずく。もう体力が限界なのだ。それでも「最後の問いを早く」とする於野に左之助は「遺言はねえか?」と予想外の言葉。
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他人を思いやる姿勢に心を打たれた於野は「函館に気をつけろ」「お前の健闘を祈…」との言葉を遺して静かに息を引き取るのでした──

戻った剣心たちを出迎えた薫。ただし場所は宿ではなく、田本先生が用意してくれた新居でした。でもこの新居、どう見ても現代的で明治時代とは思えない。
剣心 時間をねじ曲げた様な機転烈な感じ
薫 細かいコトは気にしない!!
漫画を描く上でこの時代の家屋の資料が少なかったかどうかは知らないけれど、見慣れた現代的建築ならば読者も安心できるよね? しかもこの家に居たのは薫と剣路だけではありませんでした。
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かつての十本刀の面々です。五稜郭の兵舎に居たのだけど、元犯罪者だけに白目で見られて居心地が悪い。だからここに居たいらしい。でもこれはかえって好都合。函館山を占拠している劍客兵器と、対する兵隊の五稜郭は遠い。その間にあるここならば有事の際に即対応できるからだ。
その夜、一同は外食に出かけるも剣心と薫は残りました。
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なぜなら体力が限界だったから! 長期に渡る小樽の戦いは剣心に思った以上の負担を強いていたようだ。

函館に集結する劍客兵器の部隊将たち。於野が「函館に気をつけろ」と言ったように、ここでまた新たな戦いが起きるのは必至のようだ。でもその前に、まだ札幌での実検戦闘が終わってません。
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斎藤&永倉が登場したのは2020年1月号以来 1年4ヶ月ぶり。一人の劍客兵器と対峙中です。二刀流で相当 手強いみたいですよ。それを斎藤は
一乗寺下り松の武蔵 だろうと
油小路の服部 だろうと敵ならば斬るまで…! と臆しません。
はい、「一乗寺下り松の武蔵」とはお馴染み 宮本武蔵のこと。「油小路の服部」とは元新選組の服部武雄のことで、二刀流として名を馳せたようです。
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