紫電改343 出撃の時は来たれり! 3月19日の松山大空戦がいよいよ始まる

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『イブニング』連載、「紫電改343」の第21話
冒頭にて豊後水道で撃ち落とされたのは二式大艇。前の週では一式陸攻が二機 未帰還になっており、間違いなく日本近海に敵機動部隊が居るに違いない。ならば想定より一ヶ月早いながらも出撃するしかないだろう。

343は新機軸の飛行部隊のため、本当なら半年ほど訓練を積んでから出撃したかった。でも敵が来たとあらば悠長なことは言ってられません。訓練を三ヶ月程度で打ち切って敵機襲来に備えることになりました。
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先ずは偵察第4飛行隊「奇兵隊」が敵機の位置・数を把握して報告。これを受けたら701「維新隊」が先陣となって出撃し、以後は407「天誅組」、301「新選組」の順番で迎え撃つという手筈です。前にも書きましたが343の特徴は専門の偵察部隊が居るということ。他国から見れば当たり前のことを日本軍はあまり重要視してなかったのです。源田はそこを見直して偵察部隊による情報をしっかりと把握した上で攻撃機を送るというシステムを打ち立てました。
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翌日の午前中、菅野は井上隊員を連れて すき焼き専門店「喜楽」を訪れた。井上の妻は妊娠しており、何かあったときは代わりに病院に連れて行って欲しいというお願いをしに来たのです。
「喜楽」の女将さんの琴子さんは実在した人物で、隊員たちからは「かあちゃん」と呼ばれるほど親しまれてました。その かあちゃんは言葉じりから出撃するときが来たことを知り、その願いを引き受けます。いつ死ぬかもしれない隊員たちだからこそ、願いは出来る限り叶えたいのでしょうね。

数日後、松山に空襲警報が鳴り響いた。山に山菜採りに来ていた かあちゃんら「喜楽」の一同は、洞穴に逃げ込もうとしていたところでそれを見ます。
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それとは何十機もあろう紫電改が飛び立って行く姿。
あれは菅野さん達だわ… あれが三四三空よ!
偵4「奇兵隊」の報告を受けて遂に出撃のときが来たのです。
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昭和20年3月19日。343飛行隊の名を一躍知らしめる松山大空戦がいよいよ始まろうとしていた!

この短編映画すげー!
試作機・震電の活躍を描くものですが、企画・脚本・制作・声優まで ほぼ一人(団体?)で作った作品というのだから驚きだよ! とにかく出来が素晴らしいので是非とも観ていただきたいです。そしてその後は蒼萊が登場する紺碧の艦隊 3 帝都初空襲を観てスカッとしよう。
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