紫電改343 松山の空で激戦が始まる

shiden210622.jpg
『イブニング』連載、「紫電改343」の第22話
米軍が劣位のまま始まった松山大空戦。石川上飛曹は「あたれ あたれ あたれェェ」と祈るように機銃を撃ち続け、敵パイロットに命中するも自分も被弾。相撃ちという格好で機体は爆発四散する。
鴛淵隊長は部下を失うも「石川はやられたが一降下で3機撃墜 これなら闘えるぞ! 紫電改」と気の迷いは無いようだ。

米パイロットたちは「零戦(ジーク)じゃないぞ 紫電(ジョージ)でもない 全く新しい強力な新型機だ」と紫電改の威力に驚異する。いやそれだけでないとするのは前回も登場した第1小隊1番機隊長のエドウィン・S・コナント大尉。
shiden210622-.jpg
二機を一組にして攻撃が済むと上昇し、常に高度優位から攻撃を仕掛けてくる。危険なベテランパイロット達だと、操縦者の技能の高さも見逃してません。
また前回 どこの小隊がスコアキングをとるか賭けを持ちかけたチャールズ・F・ワイス大尉は計器盤を損傷。この機を見逃さず松葉少尉が仕留めようとするも失敗。「そいつを逃がすなッー!!」と叫ぶや、名もなきパイロットの紫電改が体当たりして仕留めました。
shiden210622-1.jpg
堕ちていく紫電改に「貴様の最期しかと見届けた」と、死を賭しての攻撃をムダしはしないと誓うのでした。
戦闘は広範囲に及び松山基地からも双眼鏡で見えていた模様。グラマンが落ちていくのを見て残った隊員たちは「いいぞ!」「がんばれ」と声援を送ってます。
shiden210622-2.jpg
「俺も上がりたかったよ」と当番を外れて残念がってる人とはよそに、笠井智一は「俺はなんでこんな時に腹 壊すんだ」と業を煮やす。はい、そうです。この日の笠井は下痢で腹痛のために当番を外されたのです。杉田庄一はこれに怒って激しく叱責。笠井は泣いて謝るしかなかったそうです。

見たところ優位だけれど松山基地に敵大編隊が接近中という緊急連絡が入ります。それは3隻の母艦から出撃した戦闘機と雷撃機。松山基地の機能を麻痺させようとロケット弾を積んでます。
shiden210622-3.jpg
その一人が16話に登場したジェームス・J・サザーランド中佐。かつて坂井三郎に撃墜された苦い経験を持ってます。
紫電改343 杉田庄一と坂井三郎の確執が表面化す
向かっている松山基地に、その坂井が居るだなんて知るよしもありませんがね。ともかく基地のピンチに343はどう動く?
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://beatarai.blog90.fc2.com/tb.php/5212-68e46747
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック