とある魔術の禁書目録 神裂が天草式に助けを求めて一丸とす！

『月刊少年ガンガン』連載、「とある魔術の禁書目録」の161話
同じ聖人でありながら神裂とアックアとの戦闘力は歴然の差！　血まみれの神裂は いつ倒れてもおかしくないほど傷ついてます。けれど倒れないのは天草式のためでもあり当麻のためでもある。
あの少年が見せた戦う「理由」を 命がけで示してくれた「信念」を
こんな才能しかない卑怯者に踏みにじらせはしない!!!
双方の戦いにより何棟ものビルが倒れて砂塵となって崩れていく。異次元の戦闘力の違いに天草式の面々はただ見守るしかありません。

特に五和は手にした槍を落としてショックします。女教皇様(神裂)の背中を預からせてもらえるよう血を吐くような努力をしたけれど、聖人にとっては所詮 遊びのレベルに過ぎなかった。全然本気で見てもらえなかったんだと──

強烈な一撃を食らって地面に伏せる神裂。アックアはなぜこれほどの力を行使できるのだ!?　聖人が引き出せるのは「神の子」の力のほんの一部。なのに「神の右席」としての能力も使える。
尋常ならざる二つの性質を
たった一人の肉体で掌握する事など
できるはずがないんです
はい、この時点で神裂はアックアが『聖母の慈悲』も使える二重聖人だからこそ強いことを知りません。けれど二重聖人ということは天草式の切り札たる『聖人崩し』が二重に効くわけで、それが大きなウィークポイントなんです！

アックアの態度と考え方は傲慢といえる程。でも傲慢なのは私も同じだと、この戦局を見届けている天草式の一同を見て気が付いた。私は彼ら天草式を弱いと決めつけて遠ざかっていた。私は彼らの力を信じ、背中を預けるべきなのだ｡

力を貸してください あなた達の力を!!
久しぶりに再会した女教皇様からの思いがけない言葉。それは共に戦う仲間として皆を認めたということだ。感激する一同に建宮は声を掛けた。　行くぞお前達!!

こうして戦いに天草式が加わりました。戦力差はそれでも厳しいとはいえ気分的にはイケイケなわけで、今こそ本来の天草式の強さが発揮できるというものだ！　次回あたりここに当麻も加わって、『聖人崩し』のお膳立てが完了するわけね。