新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 1巻 二人の少女が第一高校で再会す

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『月刊コミックアライブ』連載、「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」の1巻です。
達也・深雪らが第一高校を卒業した二年後に入学した二人の少女の物語。「劣等生」はバトルが目立っていたけれど当作品では控え目で、むしろ青春を楽しんでるといった雰囲気です。

物語は二年前の2097年から始まります。達也たちが三年生になった年ね。十文字先輩こと十文字克人は父親から衝撃的な事実を打ち明けられる。以前 交際していた女性(新ソ連の亡命者で故人)との間に子供が生まれていたというのだ。名前は伊庭アリサといい、現在は亡命に協力した遠上家で暮らしている。
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左が伊庭アリサ。右が遠上家の娘の遠上茉莉花。二人は仲良しなので離れたくありません
克人は現地に赴き事情を説明。十文字家の血を継いでいるからには家族として迎えたい。いや、そうしないと命が危ないと。ここのところを簡単に説明すると十文字家は"オーバークロック"という一時的に限界を超えた魔法力を絞り出す秘術を先天的に持っている。これを暴走させたら命の危険があるのでコントロールが必要。けれどこれは十文字家の秘術なので教えたら「ハイそれまでよ」と元通りに返すわけにはいかない。だから十文字家の家族にしたいというわけだね。

大好きなアリサと別れたくない茉莉花は無謀にも克人と力尽くで勝負することに。ところが意外にも善戦? 十神家の個体装甲魔法を見よう見まねで会得していたのだ。でも十文字家の当主である克人に敵うハズもなく、ファランクスを発動させたら…
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同じファランクスで相殺されてしまう!
これはアリサがやりました。茉莉花を救いたい一心で願ったらファランクスが発動したみたい。この騒動でアリサは十文字アリサとして家族になることを決め、茉莉花も本格的に魔法を習うことになって別れを告げる。
そして二年後の2099年──二人は第一高校に入学するため再会するのでした。

第一高校に入ってからは特に事件はありません。恒例の入学式当日の騒動が無いなんて物足りない気がしますよ。
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今後のレギュラーとなる永臣 小陽や火狩 浄偉、誘酔 早馬たちが登場。前年に二科生制度が廃止されたことでウィード・プルームといった隠語も無くなり平和そのもの。もし森崎がいたらどう思うんだろうね。
そして忘れちゃいけないのが新入生総代となった五十里 明。見た目は落ち着いたメガネっ子だけど、あの人について語らせたら熱くなって話が止まりません!
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司波達也様です
魔工師志望の明は、達也様のおかげで魔法工学と魔工師の地位が飛躍的に向上したと褒める褒める。達也は2097年に自分がトーラス・シルバーであると発表していることから(正確には達也と牛山欣治から成る開発チーム)、マジで達也の名前は広く知れ渡っているらしいですよ。
そんなこんなの学園生活。ラストはアリサが風紀委員に勧誘されて ひと悶着。どうなることやら。

新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
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