紫電改343 菅野撃墜される! トドメを刺されんとした時に盾となったのは…

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『イブニング』連載、「紫電改343」の第29話
互いに帰還途中で出会ってしまったための望まぬ戦い。後で知ることになりますが接近してきた4機のヘルキャットは、他機を安全に逃すための足止めとして任されたとのこと。そりゃ燃料も残弾も少ない状態でわざわざ積極的に仕掛けて来るわけがないわな。
菅野は皆に告げる。「怯むな」と。ヤツらは俺たちが弾も燃料もないことを知らない。ココで怯めばヤツらの気持ちを楽にするだけだと。

とはいえこの状況でどう戦えばいいの? それを実践する杉田です。
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敵の後ろに食らいついて「撃つぞ撃つぞ」と けしかける。パニックとなったパイロットは逃げようとして必死になり、味方機に接近しすぎて衝突させようというわけだ。今回は失敗したとはいえ敵をビビらせたのは間違いなく、これによってトラウマにでもなってくれたら しめたものですよ。杉田は語る。
弾なんざなくたって…戦えるんだぜ 俺達はな

これに続けと今度は菅野の番。敵機の後ろに回り込み、操縦桿を引きつけて接近しようとしたら…
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勢いが余って敵機の前に出てしまいます。先の戦闘でエルロン(補助翼)の1/3が無くなっており、上手く操縦できなかったようだ。相手にしてみればわざわざ照準器のド真ん中に入って来たわけで、こんな絶好機を見逃すわけがありません。
ガンガンガン! 菅野機は掃射を受けて火を吹いた。コクピット内でも火災となり、顔を火傷した菅野は脱出すべく外へ身を乗り出す。
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そこに迫るは先ほど杉田に追い詰められたケーリン少尉。裸同然の菅野にトドメを刺そうというわけです。杉田は叫ぶも離れすぎていて間に合わない。絶体絶命の菅野! 機銃が掃射される刹那、その間に割って入ってきた機体がありました。
日光「させるかよ
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日光安治上飛曹の紫電改が盾となって菅野を護りました。代償は日光の命── 301でも若い隊員だっただけに菅野の無念は相当なものだっただろう。
尚、菅野はこの後に落下傘で無事に着陸するのですがここでエピソードが。顔が火傷で赤くなっていたため日本人ではなくアメリカ兵と間違えられ、住民に追い回されるというウソのようなホントの話があるのです。もっともこの後で誤解が解け、手土産をもらって帰還するのですがね。まぁこれが描かれるかどうかは知りません。

紫電改343(4) (イブニングコミックス)
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