紫電改343 鴛淵・菅野・林たち三人の隊長のそれぞれの戦い

shiden211112.jpg
『イブニング』連載、「紫電改343」の第31話
昭和19年3月19日にあった343海軍航空隊の初出撃戦はまだ続いてますが、701(維新隊)の鴛淵・301(新選組)の菅野・407(天誅組)の林隊長たちはどうなったかが今回 語られました。

先ずは鴛淵。先陣を切って飛び出した701の紫電改16機はグラマン20機と会敵。その後も敵は増え続けて空戦域は移動し続け、701も編隊空戦から個別空戦へと変わっていった。補給したくとも来襲が途切れない状況では松山基地への着陸は困難。何せ着陸前から離陸後までは無防備状態だから、敵機にとっては「美味しい相手」に違いありませんからね。
鴛淵は松山への着陸は諦めて兵庫県の成尾飛行場まで飛ぶことにしたそうだ。
shiden211112-.jpg
301の菅野は機体を失い、またそれを庇って日光が死亡。菅野は落下傘で脱出に成功して命に別状はありません。ただ…描かれるかどうかは知らないけど顔を火傷しており日本人と判断できなかったことで、村人からアメリカ兵と間違えられて追い回される事件?が勃発します。

最後は407の林。基地強襲のグラマン隊を迎撃するも右翼の主脚が引き込まれない故障を起こして苦戦。「まだヤレる」と強がる林と、安全を考慮して「退避してください」とする二番機の遠藤上飛曹。そんなことをしていたら敵機によって遠藤は撃墜されてしまいました。林は山口の岩国飛行場に辿り着き、失意の中で同期だった梅村大尉と久しぶりの再会を果たします。
shiden211112-1.jpg
話を聞いた梅村は「自分の責任だ」とする林を「違う」と一喝。
お前はヤレたが 部下はヤられた
お前の判断で部下は死んだんじゃない
ここは戦場なんだよ

なるほど、何が起きるか分からない戦場において「どっちが正しかったか」なんて意味がない。結局は「弾が当たらなかった」方が評価されるってことですよ。
shiden211112-2.jpg
故障した紫電改を残して、零戦を借り受けて帰投する林。梅村の言葉で幾分かは気分が紛れたようだ。
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://beatarai.blog90.fc2.com/tb.php/5284-264b1fd1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック