
『イブニング』連載、作/皆川亮二「ADAMAS(アダマス)」の1巻が発売されました。
帯には同期である藤田和日郎氏のコメントでこうあります。
「待て 待ってくれと言ってる間に、皆川の描く漫画は疾走(はし)って行っちまうんだよな。」
小学館を出て集英社や講談社に活躍の場を移した皆川氏の最新刊がこの作品。
表紙は主役である流崎麗華。そんな美女がダイヤモンドを鋲にしたカイザーナックルで悪をガツンガツンと殴り倒すのがこの作品。バトルもの? いえいえ、宝石を題材とした推理+特殊能力+アクションといったお話です。
日本のダイヤモンド王を父とする流崎麗華は宝石の鑑定に生まれ持って天才的な能力が備わっていた。鑑定用ルーペも使わずにカラーやクラリティや原産地まで当ててみせるのだ。そんな麗華に父もこの能力を伸ばすためのあらゆる出費も惜しまなかった。結果、宝石と精神的に分かり合える"宝石使い"へと成長する。
が、ダイヤモンド市場の闇のシンジケート『シャニ』の暗躍により流崎グループは解体され父親は失踪。屋敷も失い残ったのは一部の家宝のみ。麗華は全てを取り戻すべく『シャニ』の脅威から宝石業界を守るために"宝石使い"の能力を活用していく──
さて、"宝石使い"といっても一言ではよく分かりませんね。麗華は宝石を手にすることによってその過去(発掘場所や今までの持ち主など)の全てを知ることができます。

また盗難に遭った宝石を追うべく取った方法がコレ。同じ原石から創ったダイヤと視力を高めるといわれるエメラルドとを組み合わせて使うことでエメラルドが千里眼の役目を発揮、ダイヤの片割れである盗難品の在り処を捜し出しました。
が、何と言っても全ての宝石が彼女に味方するのが最大の武器でしょう。これにより相手の動きを封印し、地球上で最も硬いダイヤモンドを鋲としたカイザーナックルで顔面を殴りつけるところは爽快そのもの。むしろ気の毒とさえ思ってしまいます。
皆川亮二氏 初の女性主役のこの作品。強い女性が好きという方なら一度読んでみてください。
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