喧嘩商売 6巻 今回はギャグ控え目で真剣勝負

kenka
木多康昭先生の「喧嘩商売」6巻が発売されました。
いつもでしたらギャグ要素が全体の3割ぐらいは含まれているのですが、今回は喧嘩屋・工藤優作の武勇伝と十兵衛とのマジ対決がメインになっておりギャグ要素が1割程度しかありません。
場をつなぐ1ページ漫画にせよアシスタントのフリースペースとなっており、ネタを期待していた私としてはガッカリ気味・・・
とはいえ今までこの作品を真正面から報じたことがなかったので、今回は真面目にレビューしてみましょうか。

喧嘩屋・工藤優作。これは実名ではない、15歳になってヤクザから戸籍を買った偽名である。何しろ彼は生まれてすぐ捨てられ、ある男に拾われたものの出生届けを出されずに"お前"と呼ばれ続けて育った経歴だからだ。

こんな工藤は身体を鍛えた力仕事でしか生きる術は無かった。幸い生まれてすぐ極度のストレスを受けたせいか脳内ホルモンを自由に分泌できることで、力を極限まで引き出せたりどんな衝撃だろうとそんなにダメージを感じないタフネスぶりは驚異的。
こんな工藤がヤクザの頼みで十兵衛狩りに引き出された──

しかし十兵衛も喧嘩達者。自分の身代わりを立てて相手の力量を見たり、口八丁で工藤のスキを見て攻撃したりと抜け目が無い。しかしいずれも工藤に通じず苦戦を強いられる。
そこで十兵衛はビル屋上に誘い込み工夫を凝らして防犯スプレーで視力を奪って膝を折る! これで決まったかと思ったら工藤はそれでも立ち上がり200kgのドラム缶を投げつける。何とか避けたもののドラム缶は水タンクに穴を開け、工藤はそれで目を洗う。
やってくれたな 今度は俺がお前を壊す
工藤の逆襲が始まろうとしていた・・・  つづく

シリアスな二人の戦いは次回も続きます。どうなったかは当然知ってますけど単行本読みの方のために書くのは遠慮しておきます。
さて、とはいえギャグが全く無かったわけではありません。少なからずあったうちから紹介です。
kenka1
ご存知、T樫先生ネタ。『代表人』のT氏と奥さんが再登場。また
「お願いだから早く二十四巻出してくださいよ」
「ネームのままでいいかな」
殴らないとわからないのか?
という一言はファンなら納得いただけるでしょう。

また今回の巻末おまけ漫画には赤松健先生もネタの引き合いに初出演!(名前だけ)
kenka2
週刊少年マガジン時代の担当Yが月刊マガジンに移動することになった。
「そういやY 赤松さんはなんか言ってくれたの?」(Yは赤松先生も担当)
「・・・「Yがいなくなったら描けなくなっちゃうよ」って言ってくれました」
俺、そういう腹黒い嘘つくの 嫌なんですけど
「腹黒いとか言うな!!!赤松さんの優しさじゃねーか!?お前もなんか言ってやれ!!」
だっていなくても全然描けるもん!! 全然必要ナッシング!!
この時、Yの瞳には『お前を殺す』と書いてあったそうです。
Y氏はもちろん、引き合いに出された赤松先生。その胸中はいかに。
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