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『ジャンプスクエア』連載、「症年症女」の第4症
すみません、ここんとこ体調がよくなくて休んでました。今日は放送無かったけれど11日放送の「YOUは何しに日本へ」ではJAM Projectの横浜アリーナ公演に参加するためにブラジルから来たYOUの密着取材があるようです。
 YOUは何しに日本へ(テレビ東京) *予告動画あり
この横浜アリーナ公演って昨年11月で、5月に発売するBD&DVDの宣伝を兼ねてこの時期まで放送しなかったんだね。

少年が少女の病院に転院してきて二週間。少女のあっけらかんとした性格に触れるにつれ少年の心は洗われるようになり、魅かれ始めていった──
    なんてことありませんでした!
少年の心は最初からブレることなく「殺す」ことしか考えてません。ある日の夜、彼女の鼻と口を押さえて窒息死を狙うも、無意識に手を払われて失敗。さすがにわかったのは殺したいと思うことと、実際に殺すことは違うということ。腕力や体力も必要だと言うことでした。

何か参考になるもは無いか? と図書館で探してみたら『至難な殺人の指南書』という、相変わらず語呂遊びのセンスがある本を発見。自分好みの内容に食い入るように読んでいたら とある男が声を掛けてきた!
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顔は例によって黒く塗り潰されて見えるので誰だかわかりません。もっとも名前を言ったところでその名前さえも塗り潰されたようにハッキリ聞こえないので わかりようがありませんがね。
この男──ドクとしており、指紋さえも塗り潰されて見えることが前からわかっていたような素振りから ただ者ではないようだ。
ドクは少年のことを「かわいそう」と言い、少年は同情されることに優越感。その同情心からか、とある物を手渡されます。
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それは毒でした。ドクという呼び名はドクターであり毒も兼ねていたのですね。
ともかく殺害するにあたり、とっておきのアイテムを手に入れた少年です。これなら腕力や体力も必要ありませんから。
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飲み物に毒を入れて差し出した少年の行為に、何の疑いもなく口にした少女。まさかこのまま死んでしまったら短すぎるけれど、かといってこれで生きていたら都合よすぎ。いったいどうなってしまうのか?
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『ジャンプスクエア』連載、「症年症女」の第3症
冒頭から少女と少年の色々な表情が2ページずつ計4ページ。読者サービスのためにやっているのではありません。これも病院の治療の一環なのです。何しろ人の顔が見られないのだから感情を表現できないだろう、とのことで表情を表す訓練をしているというわけ。もっとも死ぬことが決定してるのだから治療というよりはデータ取り、つーか 実験の一種だと本人たちは自覚してますけどね。
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今回も少年は、少女の隙さえあれば衝動的に殺そうと画策してます。でもここで殺してしまったら自分がやったことがバレバレなわけで、そこまで頭が回らないのかな? でもそこは成り行き上、寸前になって振り返るなどして寸止めの未遂に終わってます。こんな「志村 うしろー!」的な展開は今後も続くんじゃないでしょうか。

少女に案内されたのは色々なゲームのプレイングルーム。少女がお願いして作ってもらったんだそうだ。ここで将棋を指して少年は勝利する。が、後に看護婦たちの立ち話を聞いて少年は愕然としてしまう!
・少女は10歳にして飛び級で最高学府を卒業した天才だった
・知能指数はめちゃくちゃ高く、プレイングルームも少女のポテンシャルを計るために作られた
・将棋の名人と指して勝つどころかわざと負けたこともあった
・だから病気は天才だけが発症するかと思ったら、ごく普通で平凡な少年も発症したことで違うとわかった
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少女に対し激昂する少年!
少年はこれまで見下されることで優越感に浸ってました。特殊な病気に冒されたことがその根本にあります。けれど同じ病気を発症してる少女から同情されることは、感情的に許せなかったのですね。この涙に「(今後は)一切の容赦はしない」と少女は将棋の再戦を申し出た結果、少年は王将(玉将)一枚だけを残して全ての駒を取られる事態に(笑 ありえねーよ)。本気になった少女は鬼のように強かったのです。

とはいえ同情したとか見下したとか、そういう気持ちはありませんでした。少年はまだ症状が進んでないけれど、病気が進行するとわずかな運動でも筋肉の繊維がもつれてしまってグニッとゴムのような感触になってしまう。だから少女は自然と本気を出してなかったというわけ。
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それを知って少年の表情はどう表現したらわからない、というのがこの絵です。エヴァで綾波が「ごめんなさい、こういう時どんな顔すればいいかわからないの」と言ったことがありますが、今の少年が正にソレ。楽しんでいいのか怒るべきか…それは誰にもわからないでしょう。
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『ジャンプスクエア』連載、「症年症女」の第2症
12歳になると必ず死んでしまう奇病に冒された少年は、その影響で"個性の無い"ものが黒く塗り潰されて見える世界に住んでいた。個性のあるものを望んでいるが故に死ぬことで病気に自分の名前がつくことを心待ちにしている少年です。が、同じ病気にかかっている少女の登場で状況は一変。少し早く生まれた彼女が先に亡くなるのは当然であり、それでは自分の名前が付かないじゃないか! そうとなれば少女を殺すしかない。少年の野望が静かに動き始める…
1話のレビューは下記をお読みください。
 新連載「症年症女」 めだかボックスの西尾維新×暁月あきらコンビ再び!

少女の居る病院に転院してきた少年。理由はもちろん殺すため! …でもここって病院? 研究所ってあるのだけど。不思議に思いながら彼女が居そうなところを片っ端から調べていったら──
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胸を出して診察してもらってるところでしたー! そのまま少年のもとに駆け寄り感激の態度を示すのですけど、免疫がないんでしょうね、顔を赤らめてしまう少年デス。当然ちゃ当然ですが恥ずかしさを表す少年に少なからず親近感を覚えたりして。

建前としては同じ病気にかかった者同士、助け合えると思って転院してきたと話す少年。別に嫌がることでもないので当然受け入れてくれると思った少女ですが、何やら素直に受け入れられない様子。なぜならば
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父親が殺人鬼で、母親が放火魔という家系に生まれた子供だからだそうだ。だからこそ病気を発症しても少年のようにニュースにならなかったわけですね。それにこの施設も一般の病院と違うのは、彼女を匿う理由からなんでしょう。だからこんな私と一緒にならない方がいいとする少女。
が、少年の反応は全く逆で羨ましいいいい!! 個性を望む少年において両親が犯罪者だなんて、そこにシビれる・憧れる存在でしかありませんでした。更にそのことで世間からは差別や偏見の目で見られていたわけで、これにおいても個性的で羨ましい以外ありませんでした。

少女ちゃん 僕がきみを決して一人で死なせたりしない!!

外見的にはカッコよく言ってますけど内心では「お前は僕が殺すのだから 病気なんかで死ねると思うな」という意味になってます。
その後、今日はもう遅いから泊まっていきなさいとする少女。
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ここでね! 再び顔を赤らめる少年。ってか少女もけっこう大胆だよな。同じベッドで寝ていけだなんて。しかしこれは殺害のチャーンス! 少女が寝たことを見計らって息の根を止めようとする少年。が、「ぱぱ… まま… もう…やめて」の寝言を聞いて今日の殺害はやめることにしました。きっと少女も両親からヒドイ目に遭ったんでしょう。それを思うと手が止まってしまった、というところか。
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ベッドではなく床に座って寝ていた少年にこのような言葉を投げかける少女。ここで言ってる「殺してしまわないように」とは本当に殺す意味ではなく、愛おしくてたまらないという意味でしょうか。私にはそう思えます。
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『ジャンプスクエア』新連載、「症年症女」の第1症
「めだかボックス」が終了して3年。このコンビが再び『ジャンプスクエア』に帰ってきた! ならば私も当然の如くレビューしますよ、するともさっ!

巻頭カラーではトビラ絵の少年が少女を殺害しているショッキングなシーン。なぜ少年が少女を殺さねばならなかったのか、この漫画はそれまでに至る経緯を描いていくようです。
少年は"個性"に憧れていた。なぜなら世界が"無個性"に見えるからだ。
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これが少年の見る世界。区別がつかない無個性な人間の顔や、ありきたりな無個性なセリフにはマジックで塗りつぶしたように見えてしまうのだ。だから体育での4段ピラミッドを作る授業では、わざとつぶれてみせた。こうすることでヒエラルキーな階層社会に一石を投じてみせたのだ。が、介護する子供たちの顔やセリフは塗りつぶされたまま。この程度では世間は変えられないと痛感します。このことで子供たちから攻められているのが上の画像。でも少年にはどうでもよかった。無個性な社会に耐えかねて死にたくて死にたくてしょうがないからだ。

その望みが叶ったのかどうかはわからないが少年は真っ黒な血の吐血をして病院に運ばれる。無論、ここでの医者や看護婦の顔は塗りつぶされたままだ。
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医者から告げられた衝撃の事実。世間がこのように見えてしまうのは とある難病にかかっているからで治療法はない。12歳で必ず死んでしまうそうだ。余命一年ちょっとと知って愕然とする少年。ただし「やったぁ!!」と歓喜する方向で! 難病で新病で原因不明で治療法はなく限られた寿命。こんな唯一無二の個性があるだろうか! 更にこの病気で死んだら自分の名前がつくらしい。

こうして少年の病院生活が始まります。研究者や政治家やマスコミ等が入れ替わりやって来るも全く気にしない。同情や見下されようが無個性から かけ離れた環境に優越感さえ感じているからです。治療にしたって献身的な自己犠牲で治療法が確立すれば この上ないこと。そして僕の名前が付いた病気が僕のおかげで命が助かるのだから、こんな痛快なことはないと──
しかし少年を畏怖させる出来事が起きるのでした。少女がやって来たのだ。
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この少女は同じ病気にかかっていた。そのためなんでしょう、少女の顔はハッキリと見えます。天真爛漫に少年と語り合い、死ぬことなど全く恐れてはいませんでした。これだけならまだいい。少女は少年より一つ年上なことからすぐに12歳になって死んでしまうと知って、今度こそ少年は愕然とする。そうしたら自分の名前ではなく少女の名前が病気名になってしまうと。しかも魅力的で美少女なのだからスター性 充分。これでは自分の個性が無くなってしまうじゃないか!
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ここで芽生えたのが殺意。病気で死ぬ前に殺さなきゃいけないと! 果たして少年はどのような手段をもって少女に接近するのだろうか!?  つづく

トビラ絵にあるようにサブタイトルが塗りつぶされていてわかりません。しかも次回予告のタイトルも塗りつぶされており、ひょっとして全話コレでいくのかしらん? それとですねー、12歳で必ず死ぬということは今まで症例から言ってるわけでしょ? だったら病名にその子の名前が既に付いてるんじゃねーの? そうじゃないのなら どうして「必ず死ぬ」と断言できるのか理由が知りたいです。