『ヤングアニマル』連載、作画/東雲太郎「キミキス various heroines」星乃結美編の第3話

体育で使ったバレーボールの用具を片付けている星乃さん。他の当番が用事があるとかで一人でやっているのを見かねた光一は手伝います。奥ゆかしい星乃さんは人に頼みごとができないのが欠点ですね。まぁそんな性格が魅力な点ではありますが損してる割合の方が多いでしょう。

用具室に運び終わった二人。アニメや漫画でお馴染みの用具室に二人きりというシチュエーション! 何も起きないわけがありません。光一は前回突然に訊いた「キスしたことある?」の発言を詫びます。ここまではいい、いきなりそんな失礼なこと訊いたのだから謝るのは当然です。
しかし詫びた後、返し刀に
僕とキスしてみない?」 とはどーゆーこと? 詫びて反省するどころか返ってもっと失礼なこと言ってるじゃねーか! お前には学習能力は無いのか!?

こんなこと言われてしまっては気の弱い星乃さんは拒否できるハズもありません。はっ? もしかして光一はこうなることを予想してキスを迫ったのか? だとしたら光一は思った以上に策士でしょう。
でもいきなり唇はイヤだから「ほっぺたなら」を条件に星乃さんは受けます。
「あなたの気持ち もっと知りたいから」と赤くなる星乃さん。キスされたとき身体を震わせながら「ひゃ…」というセリフがやけにリアルだったりして。
初キスが頬というのは明日夏に次いで二人目のこと。なんか今回は二人とも初々しい感じで読んでるこっちも恥ずかしくなってしまいます。

さて、二見瑛理子編のコミックス第4巻は8月29日に発売。同日発売の『ヤングアニマル あいらんど no.7』では描き下ろしで瑛理子編の特別編が載るそうですからこちらも楽しみです。
『ヤングアニマル』連載、作画/東雲太郎「キミキス various heroines」星乃結美編の第2話

光一とは1年生の頃から同じクラスで意識しながらも話す機会が無かった星乃さん。実は光一も星乃さんのことを想いながらも機会を失っていた。しかし図書を借りることがきっかけで急接近となった二人。まだ初々しさがある二人には読んでるこっちも恥ずかしくなってしまいます。

朝、花壇の花に水をあげている星乃さんを見つけた光一。当番でもないのに好きでやってるとのことに
「花を好きな人に悪い人はいないって言うし 星乃さんってすごく優しいんだと思う」とさりげなく言ってしまう光一。言った光一、言われた星乃さん共に赤くなる姿にはこっちも恥ずかしく思うわ。

放課後、本について語る二人。どうやら二人とも現在ベストセラーの恋愛小説を読んでるらしい。
離ればなれになっても二人の気持ちが変わらないというところが感動したよ」
「それで最後に誓いのキスを… かわすところが素敵だったわ…」
すまん! 早くも2話にして今後の展開が読めたわ
だってゲーム通りのことぢゃん。前の二見さん編は話が冬から始まるなど先がわからないように工夫してましたけど、ココで話しちゃ何となくわかるってば。

星乃さんから"キス"という言葉が出たのをきっかけに光一はなぜか熱く「キスしたことある?」と訊く。
おいおい光一よ、友達になって間もないのにいきなりそんなこと訊く奴が居るかよ。星乃さんが恥ずかしがってるじゃねーか。でも赤くなりながら
…したことない キス… したことないわ…」と答える星乃さんの可愛いこと。しかも「困ってる相原君の顔 見たくないもの」と言ってくれるなんて幸せじゃねーか! 俺にもその幸せを寄こしやがれ!!

二人ともキスの経験が無いとわかったところで今回は幕。こりゃ初キスではかなりドキドキしそうです。 つづく
『ヤングアニマル』連載、作画/東雲太郎「キミキス various heroines」星乃結美編の第1話

4月末に二見瑛理子編が終わって以来、二ヶ月半ぶりの第5シリーズスタートとなりました。今回のヒロインは内気な星乃結美さん。アニメでは最後になって酷い目にあってしまいましたがこの漫画ではどうなりますかね? ちなみに星乃さんがヒロインであり続けた黒井みめい版の漫画では光一とキスを交わしてのハッピーエンド。
<過去記事> キミキス 黒井みめい版最終回 星乃さんと二回キス(07/2/25)
また糸杉柾宏版では引越ししながらその後も光一が会いに行くといった内容でした。アニメの真逆だね、こりゃ。
<過去記事> キミキス -スウィートリップス- 転校してもなお想いは続く…(07/12/7)

高二の夏休みが終わって二学期がスタート。光一はゲーム通りに「このままじゃダメだ、もっと積極的になろう!」と、恋人作りを思っていることだろう。実は星乃結美も同じコトを思っていた。
このままじゃ…だめ 変わらなきゃ
その目線は星乃さんの好きな人に向けられていた──

放課後、図書委員の星乃さんが書棚の整理をしていたときのこと。尋ねられて振り返ってみたら…それが前から好きに想っていた光一だったことから驚いてしまい声が出ない。それどころか足を踏み外して光一に倒れこんでしまう。
なんともベタな初接触ですが二人とも一年生から同じクラスでありながら話したことがなかったことから、きっかけとしては充分ですね。

光一は推理小説を探しており星乃さんはアドバイス。作品について色々と話しているうちに星乃さんは思い切って胸の内を打ち明ける。
これからは話しかけてもいいかな
「それって友達ってこと?」「そ そう…ダメかな
「…実は僕もずっと星乃さんと話してみたかったんだ… 僕こそよかったら友達になってくれませんか」
なんと光一も前から星乃さんのことが気になっていたようだ。

相原君とお友達になれて 私 うれしい
「うん これからいろいろふたりで話そうね!」
出会いからいきなりラブラブモードな星乃さんと光一。あまりに順調すぎる気もしますが二人の恋の行方は…つづく

二見瑛理子編のコミックス第4巻は8月29日発売だそうです。まだ二ヶ月近くありますけど頭に留めておいてください。
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二見さんと菜々との対決がこの話の骨子になっていました
『少年ガンガンパワード』に連載していた、構成/香月アイネ 作画/佳月玲芽「キミキス after days」の全4話がコミックスとなって発売されました。
今まで発売されたキミキスのコミックスといえば『ヤングアニマル』の東雲太郎版とか、『チャンピオンREDいちご』の糸杉柾宏版とか、以前『パワード』で連載していた黒井みめい版とかありましたけど、今回のこのキミキスはこれらのものとは一線を画していたのが最大の特徴。
それはズバリ笑えること。光一と付き合ってるヒロイン・二見さんと、お兄ちゃん大好きっ娘の菜々とがことあるごとに対立して(といってもお兄ちゃんを取られたくない菜々の方からつっかける場合がほとんどでしたが)ドタバタ劇になってしまうコメディタッチなストーリーなのです。

1話は初デートでプールに行くことになった二見さん。菜々から「光一は巨乳好き」というウソ情報を教えられ、パットをいくつも入れて巨乳に見せかけます。それを菜々がバラそうとするところが面白い! 菜々が遠慮なく「ド貧乳」とか「ニセ巨乳星人」など、言いにくいことを平気で言ってのけるのはけっこう胸がスカッとしたりして?
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また2話では温泉旅行に行くことになります。初めて二人だけで過ごす夜を考え勝負下着の準備は怠りません。が、そこでまたしても菜々が現れエッチな雰囲気が台無しに…。もっともここでの光一は能天気な性格だからエッチする気など最初から無かったんだけどね。

まぁこんな展開です。さすがに最終回は締めるべくコメディ色は薄いですけど、他とは一味違うこんなキミキスもいいんじゃないでしょうか。
ところで当方は連載中に全話レビューしたのですけど、これを構成(脚本)の香月アイネさんが読んでくださったようで二度もメールを頂戴しました。いずれも喜んでくださった内容なので私としてもホッとしてます。
その香月さんのブログでは実家で飼うようになった仔猫の画像が載るようになり、その愛くるしさにハァハァもの。フサフサしている毛がたまらなく可愛いです。
香月アイネのblog【あかづきん】
 <過去記事>
キミキス after days 二見さん主役で第4のキミキスが新連載!(07/10/24) 1話
キミキス after days 光一と温泉で一泊することになった二見さん(12/24) 2話
キミキス after days 初めて手を組む二見さん&菜々(2/23) 3話
キミキス after days 最終回 留学を決めた瑛理子に光一は…(4/25) 最終回
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最終回でアニメ同様にヒロイン交代? これを期に二見さんは留学する気持ちへ傾きます
『少年ガンガンパワード』連載、「キミキス after days」の第4回(最終回)
とうとう最終回です。輝日南高校に届いたアメリカ有名大学からの二見さんの留学招待。行ってしまえば当然 光一と離ればなれ、きっと悲しむに違いないと相談してみたら
すごいよマサル二見さん 留学するの!? ね 留学って何年行くの? ずっと向こうに住むの?
と笑って返答してくる姿に思わずビンタ! さんざん悩んで打ち明けたのにあの態度はなに?と頭にくるも、翌日冷静に再度話すことに。
昼食時の理科準備室、いつもなら光一が来るハズなのに今日は来ないのでおかしいと思って廊下に出てみれば、星乃結美さんと楽しそうに歩いているではないか! 留学のことを話したらもう別の女の子と? 二見さんの放つ異様なオーラに恐れおののく菜々であった。

その後、すれ違いが続く光一と二見さん。光一は昼休みも放課後も星乃さんのところへ行っている。もう私のことなんかどうでもいいんだ、また独りになるだけだからと留学を決意する二見さん…。
久しぶりに会う二人、留学を決めたことを話したら簡単に受け入れる光一に二見さんの涙腺が決壊。
「どうして 止めてくれないのよ!? それで相原は平気なの…!?」
…平気だよ だって… 僕もアメリカ行くし
はぁ~? ここからは鬱な展開が一転、坂道を転がるが如く話が急ピッチで進みます。
光一は留学の話を聞いてから自分もアメリカへ行こうと、図書委員の星乃さんからアメリカに関する本を借りて色々と勉強していたそうだ。だから昼休みも放課後も会わなかったわけ。しかも光一の仰天発言はまだ続きます。
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いきなりプロポーズです。
僕はまだ子供で何の力もないけど これからはもう二見さんを独りになんかさせないって約束するよ!
この言葉を受け入れる二見さん。そして数年後──
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アメリカで挙式する二人が居ました。展開が速ーっ! 菜々は二見さん、いや、相原瑛理子さんのことを「お義姉ちゃん」と呼んでいるのが新鮮です。思えばこのシリーズは当初、この二人の対立が話の軸でしたからねー。
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最後になって他のヒロインがゲスト出演。またアニメのキャラだった甲斐と、アニメ設定画での柊も登場です。
このコミックスは6月21日に発売とのこと。構成の香月アイネさんと作画の佳月玲芽さんお疲れ様でした。特に香月アイネさんは当方の1話レビューの際にメールをくださったことから好感を持ってます。今後の活躍も期待してますので。

ところで!結末が『ヤングアニマル』連載の東雲版キミキスとほぼ同じなんだよね~。まぁゲームがそうだったようですから内容がカチ会うのも無理ないんですけど、同じようなことを二度もやりたくないんですよ。ってことで、東雲版キミキスの最終話のレビューは止めにしますのでご了承ください。
 <過去記事>
キミキス after days 二見さん主役で第4のキミキスが新連載!(07/10/24) 第一回
キミキス after days 光一と温泉で一泊することになった二見さん(07/12/24) 第二回
キミキス after days 初めて手を組む二見さん&菜々(2/23) 第三回
『ヤングアニマル』連載、「キミキス various heroines」二見瑛理子編の第9話

本文書く前に次号予告を見て驚いたのでコレを先に。声優の平野綾さんが表紙&巻頭グラビアで登場だそうです。「日本を代表するVOICEアーティスト、YA初登場!!」とのキャッチコピーがあります。ちょっと前ならコミックバンチ、だいぶ前ならヤングガンガンに登場したことはあっても、漫画誌の表紙になるのは今回が初めてなハズ。これは楽しみだ。
ヤングアニマル最新号(ページ内の「次号予告を見る」をクリック)

このシリーズいつもは全9話ですけどこの二見さん編は全10話となりました。これは編集スタッフから愛されている証拠なのか?

前回、摩央姉ちゃんから進路のことを聞かれそういや二見さんと話したことが無いと思い直す光一。早速訊いてみたら「進学するけどどこに行くか決めてない」とのこと。中学の時に物理学の論文をネットに上げたら色々な大学や研究者から招待されるようになった、このことから世界中の大学や研究機関で勉強や研究を一生続けたいと思っている。最初はどこへ行くかまだ決めてないとのこと。
中学で物理学の論文だなんてさすが才女。才色兼備とはこのことです。

「この話をしたの 相原が始めてよ」と言いながらシリーズ内で必ず一回はある、最もハァハァするロングキスシーンへ突入! これもシリーズのお約束ですね。
あなたのことを思うと… 胸が苦しくなる… これってきっと好きなんだと思う
私にとって相原は…… とても暖かい人… 私に暖かさをくれた人… 平凡な人じゃないわ………いいわ して
ドキドキ すり ちゅちゅ れる ふ~ くぷ ぷちゅ ちゅる ふるふる ぷはっ はぁはぁ ドサ ガタン ぎし ぎゅううう れるれる ぎゅっぎゅっ ちゅくん ガタガタ
という光景が6ページに渡り続きます。最後は二見さんを机の上に寝かせながらディープキスしていることからこのあと絶対ヤッてるな!と思わせるに充分な行動です。

一通り終わったあと、今度は二見さんが光一に質問する。「私がいなくなったらどうするか」と。海外の大学へ行ったら会えなくなる、その場合どうするのか。
突きつけられた現実に戸惑う光一。次回最終回はいったいどうなる? つづく
『ヤングアニマル』連載、「キミキス various heroines」二見瑛理子編の第8話

前回の遊園地プールにて二見さんの心はすっかり打ち解けたようです。そんなこともあり今回は多数の人と話す機会がありました。
・柊の場合
初めて光一の教室にやってきた二見さん。顔を赤らめながら二見さんの方からお昼を誘いに来たのだからその感情の変貌ぶりには驚きます。初対面の柊に対し
初めまして 柊 私は二見瑛理子」「知ってますよ 有名人だからね」「そう? 自己紹介が省けて助かるわ」と、ちょっと前までなら会話すらしなかっただろうけど普通の会話が成り立ってます。もっとね初対面ながらイキナリ「柊」と呼び捨てにしてるのが二見さんらしいですがね。

・摩央姉ちゃんの場合
1話にちょい役で出演した摩央姉ちゃんが再び。その時は光一に「あの子のことが気になって仕方ない …そんな顔してるわ」と茶化してましたが、実際に二人してお昼のテーブルを一緒にしているのを見て驚いている様子。
  さすがにアニメと違ってジェラシーは感じてないようです
二見さんは摩央姉ちゃんに「知ってるわ 綺麗で人気者だもの」と話しますけど、他人に無関心だった二見さんがこういうことを知っていた自体、もはや一大事かもしれません。

・同級生の女生徒との場合
これが一番の変貌ぶりかも。3話にてクラスの皆から嫌われている描写がありましたけど、そのクラスメイトからバレーの練習にお誘いが来ます。変わったのは光一との間だけでなく、他の皆との言葉遣いや態度が変わった何よりの証拠となるものでしょう。
誘われた二見さんは「物好きね」と言いながらも顔を赤らめて嬉しそう。いやはや、好きな男が出来ると変わるものですね~。

さて、二見さんの進路はどうなるのかというところで次回へ続くんですけど、この二見さん編はどうやら全9話ではなく全10話になりそうですね。だって「次回 最終回」といったアオリがありませんでしたから。このシリーズ今まで9話だったものが今回に限ってなぜ10話なのか、やはり二見さん人気だからということか。