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『月刊少年エース』連載、「異世界チート魔術師」の1巻です。
先月末に出たのを今になって読みました。例によって反乱する異世界召喚もので、しかも国を左右しかねないチート能力の持ち主だったという出来過ぎな設定。まぁいいんじゃない? 誰だってそういう願望あると思うし。

普通の高校生である太一と凛が光に包まれていきなり異世界に召喚されてしまう! 理由? さぁわかりませんね。異世界ものは大抵そんなもんでしょ(笑) そしていきなり炎を吐く馬に襲われて大ピンチ。
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太一は思う。学校ではそこそこの学力で、そこそこの運動神経で不自由なかった。けれどこの異世界ではこんなにも無力なんだと。自分の命に代えても凛は守ると誓った矢先、名のある冒険者によって助けられた二人。しかも街まで案内してもらうどころか、当面のお金まで工面してもらうとは何て都合の良い優しい冒険者なんだ!

この世界で暮らしていくには働くしかない。てっとり早く金を手にするなら冒険者になろうというわけでギルドに行くのですが、魔力の無い者は冒険者になれないときたもんだ。やべー! 普通の人間なんだから魔力なんてあるわけがないと、ダメ元で適性を計ったところ、今度はギルドのお姉さんがビックリ! 慌てて上司に連絡を取ります。
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凛は魔術の四大属性全てに適性がある四大魔術師(クアッドマジシャン)の素質があった!
太一は全ての属性に全く適性を持たない魔導師(ユニークマジシャン)の素質があった!

これほどの逸材はそう簡単にお目にかかれないというわけで、凛は「金の剣士」と呼ばれるミューラに、太一はミューラの師匠である超一流魔術師のレミーアの下で訓練することになりました。
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改めて二人の能力を測定したレミーアは、その数値に舌を巻く。レミーアの数値と比較しましょう。
レミーア 魔力量・三万五百  魔力強度・三千八百
凛    魔力量・三万七千  魔力強度・五千
太一   魔力量・十二万   魔力強度・四万

太一の数値が文字通りに"桁違い"。スゴイってレベルじゃありませんね。凛は最初に炎を出した際、ミューラ以上の火力を出して驚かせたのは序の口。太一なんて拳に力を込めて思い切り 木を殴ったら、周囲数十メートルがクレーターのように陥没してしまいました!

二人は三週間で修行を終えて晴れて冒険者に。でもレミーアはあり余る能力に危惧していた。これほどの魔力ならば一国を相手に戦えるレベル。これほどの逸材を召喚した者はいったい何を企んでいるのかと──

その後、街に戻って冒険者を始めた二人。そこへ最初に助けてくれた冒険者が危ういと知らされ、恩返しのためにも二人は悪に立ち向かう!
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強敵をワンパンで倒した太一もいいけれど、ここは凛の晴れ姿をチョイス。女だと舐めてかかった悪党は、二百万人に一人と言われる四大魔術師の凛を見て逃げようとするも 既に遅し! キツイお仕置きの魔術を喰らったとさ。
けれど二人の活躍を見て更なる悪が動きだし、事態は混迷していくことに…
ともかく「俺つぇぇぇ!」系なので人を選ぶかもしれません。
異世界チート魔術師 (1) (角川コミックス・エース)
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『裏サンデー 』連載、「死にあるき」の1巻です。
不気味な少女・黒須朱鷺子が主人公。何しろ自宅に戻ったら 爺の黒須時宗が死んでいたのに全く驚きもせず、そればかりか傍らに落ちていた本の方に興味を抱くのだから…

資産家である時宗が亡くなったことから集まった家族は7人。警察は事故死っぽいけれど他殺の線も考えて事情聴取をする中、家族が死んだのに全く悲しんでない朱鷺子が話題に上がる。昔からこういう性格だと長女は説明するも、それ以外の人物の心の中は不審に満ちてます。

そんな中、また死者が出てしまう。しかも二人! 次男はエレベーターに挟まれて、次女は階段から落ちて。
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残された5人が悲しむ中、それでも冷酷に涙一つ流さない朱鷺子が恨まれるのは当然の成り行きか。いづれも目撃者がおり朱鷺子がやったとは言えない。けれど彼女はこの家に来てからずっとおかしかったのだ──

実は朱鷺子は黒須家に養子で来た子。施設を出る際に見送りに来た子が亡くなったのを最初に、計八人も亡くなっているのだ。これらも朱鷺子がやった証拠はないものの、あまりに「死を招く」厄介ぶりは異常! 耐えかねた長男夫妻ら三人は朱鷺子の殺害を目論みます。
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ところが一人はクーラーの室外機が落下して死亡。一人は車から降りた際に他の車に撥ねられ死亡… 立て続けに起きる死の連鎖は読者すらも恐れさせるよ、いやホント! もう何らかの力が働いているとしか思えません。
殺害を目論む残った一人の長男は恐怖に怯えながら実力行使に討って出た!
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包丁は確実に朱鷺子を捕らえるも、人間はそう簡単には死なないようになっており… まぁ割愛させていただきます。
この死の連鎖は警察以外の目にも留まることになり、秋山という大学教授?は真相究明に乗り出した他、青谷という記者は警察の手引きによって朱鷺子と接触。どうやら警察としても別の視点から事態を探りたい様子。

なぜ朱鷺子の周辺に死が訪れるのかは思ってる以上に複雑な事情が含んでるようです。
死にあるき 1 (裏少年サンデーコミックス)
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世間ではポケモンだの銀魂だの夏映画を語ってますが、私はあえてコレを観に行きました。だって元は日本の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」じゃん。どこまでアメリカっぽくカスタマイズされたのか確かめたくなるでしょ?
上のイラストは村田雄介氏による入場特典のオリジナルポストカード(A5サイズ)。ピンクがポンポンを持ってるのはチア部だから。でも映画では一度たりともポンポンを持ってません。

で、ネタばれを含む感想です。知りたくない人はご注意ください。
冒頭はショッキングにも恐竜時代の先代パワーレンジャーが敗れるところ。しかもグリーンである(と思われる)リタが裏切って敵となった設定。レッドは最後の力でリタを封印。海に沈める。それから6500万年後の現在、リタが復活すると同時期に5人のパワーレンジャーも復活します。

けれどこの5人、揃いも揃って問題児ばかり。レッド・ピンク・ブルーは補習組、イエローは転校ばかりしてきたこともあって心を閉ざしており、ブラックはアウトローで不登校気味。よくこんな設定の人物ばかりがヒーローになったと思うわ! 
5人は採石場で不思議な5色のメダルを見つけると同時に超人的パワーを手に入れた。これに伴い地球を守るパワーレンジャーになったことを告げられて特訓に励むわけですが、終盤になるまで変身できないときたもんだ。だからアクションが終盤に集中。これどうなんでしょ? 私としてはもっと早く変身できるようにしてアクション多めにして欲しかったなと。

吹き替え版を観て、レッド・ピンクは俳優が担当してブルーは杉田智和氏、イエローは水樹奈々さん、ブラックは鈴木達央氏でした。杉田の声は早めに分かったけど、奈々さんの声は全然わからなかったね。

これは93年のオリジナル版との比較。スーツはもちろんながらメカも全くの別物です。
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『週刊少年ジャンプ』連載、「ぼくたちは勉強ができない」の問23
緒方さんのことが内心で大好きな、化学部部長の関城さん。その緒方さんから「うちに泊まりに来て」なんて言われたものだから喜び勇んで行ってみたら、うるか発案のパジャマパーティーならぬパジャマ勉強会だったとさ。
二人きりでないのは残念とはいえ、緒方さんのパジャマ姿にドキドキだよ! ただ、男の感覚からしたらなぜ女同士でドキドキするのか疑問だけど、そこは「考えるのではなく感じろ」ってことで。

関城さんが誘われたのは勉強を円滑に進めるため。けれど終わらない質問責めにゲンナリ。そこである人物──そう、唯我を呼び寄せます。
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呼び出されたはいいけれど、圧倒的な男子禁制の雰囲気にさすがの唯我も耐えられない。帰ろうとするも、学習強化合宿の際に女風呂に居たことを黙ってもらってる貸しがあるので渋々引き受けることに。
ぼくたちは勉強ができない 問15 女風呂から脱出できない唯我の苦悩

いつものように勉強を教え始める唯我。そのわかり易い教え方に関城さんは感心しきりです。でも唯我の存在そのものを許せない人が居た。娘が大好きで唯我を嫌う緒方さんのオヤジだ!
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早く帰れと呪いの視線を送り続ける。もし泊っていたら、誰もが寝ている丑三つ時に密かに殺されていただろうよ、いやマジで!

その夜、コイバナに花を咲かせる四人。関城さんは知ってか知らずか、唯我の好きな相手は緒方さんなどと言い始めたものだから、古橋さんは二人のバランスを取るのに大忙し。
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うるかを持ち上げれば緒方さんがシュンとして、
緒方さんを持ち上げれば うるかがシュンとしてしまう。もう面倒な二人だこと!
これで緒方さんが唯我を好きなことが確定ですね。それはそうと、勉強をわかり易く教える唯我を見て関城さんは本心を打ち明けます。
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あなた達は幸せ者だ あんな教育係がいるなんて
それを訊いた三人は、自分が褒められたかのように嬉しそうです。
ぼくたちは勉強ができない 2 (ジャンプコミックス)  8月4日発売
ぼくたちは勉強ができない 2 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版
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『復刻版 週刊少年ジャンプ』の第一弾を買ったよー。1968年の創刊号と、発行部数653万部の1995年3・4号のセットです。創刊号の時代は生まれてたけどさすがに知りません。私が読み始めたのは1974年ぐらいだったからなぁ。
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創刊号の広告より。こういうのをから当時の世相がわかるってもんです。描かれているキャラは「光速エスパー」。東芝のキャラクターとして漫画や特撮にもなりました。東芝系列の電気店のシャッターには必ずといっていいほど描かれてたものですよ。若い人は知らないだろうけどね!
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前年、1962年にデビューした永井豪ちゃん。スナミちゃん(本名・角南 攻)の紹介でジャンプに描くことになりました。読み切りで合計4作描いて、一番評判の良かったこの「ハレンチ学園」が後に連載開始。「男一匹ガキ大将」と並んで創世記のジャンプを牽引するヒット作になろうとはこの時点で誰も思わないでしょう。最初だけに全然エッチじゃありません。

激マン! マジンガーZの章 ジャンプにマジンガーは似合わないと下される
別作品で時代も4年後の1972年ですが、創刊当初の編集長・副編集長等がこちらの漫画で拝見できます。大人気だったハレンチ学園を終了させてマジンガーZを始めようとした際、あまりノリ気ではなかった様子。
新連載「そしてボクは外道マンになる」 平松伸二の実話に基づく自伝的漫画
またこちらは二代目編集長当時のエピソード。ジャンプの編集者はヤクザばかりなんでしょうか。

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一方、こちらは1995年3・4号から。「ダイの大冒険」では まさかアバン先生が生きていた!?という場面。あ~これはリアルタイムで読んでたのでよく覚えてます。この登場にはホント驚きましたよ! なんで生きてるの?と。
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同時期に発売された『スーパージャンプ』の広告。「死刑執行中 脱獄進行中」が8年ぶりの新作読み切りとして告知してます。これも当時買ったなぁ。8年ぶりと書かれちゃ注目せずにはいられなかったので。

この後、第二弾・三弾と復刻が続きますが"まんだらけ"などで当時のものを買うとなると900円程度で買えるわけがないのでお得だと思いますよ。
復刻版 週刊少年ジャンプ パック 1 (集英社ムック)  メタクソ編集王 少年ジャンプと名づけた男
復刻版 週刊少年ジャンプ パック 1 (集英社ムック)
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『漫画ゴラク スペシャル』連載、「男塾外伝 伊達臣人」の第38話
今回、最後に悲しいお知らせがありまーす!
フェルゼンの奥義「幻影薔薇棘薫(ファントムローズフレグランス)」による幻覚で動けなくなった月光。だが月光は棍を大腿部に突き刺すことで打ち破る! 猛烈な痛みのハズなのに汗一つ出さないとはさすが三面拳最強の男だけありますわ。
これを見たフェルゼンはその雄姿を称えて「一時間待つ」とする。ティータイムとして。
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これに反応してしまう雷電。おいおい、まさか「知っているのか 雷電!!」と言われたいために突っ込んだんじゃないだろうな!? 月光は"第三の目"を開かんとして動かないお前を助けるために棍を突き立てたんだぞ? だったらそれに応えるためにも早くマスターしろって! 話に割って入ることなどしないでさ。

でも「ティータイム」と聞いて雷電が反応したのは無理ないのかもしれない。いわばそれは"高みの見物"という意味なのだから。
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雷電は先代雷電が三年かけて会得した術を たった一時間で完成させようとしている。そんな絵空事を信じるなんて滑稽だ・醜態だとさげすみ、お茶を飲みながらその姿を見届けようというのだ。
カチンときた雷電は是が非でも術を会得し飛燕を救わんと、チャクラが発現するよう氣を練り続ける。

一方、こちらは先代雷電と関東豪学連の総長との戦い。雷電お得意の鶴足回拳が飛び出して総長はメッタ刺し、かと思ったら逆に仕込み刀の方がポッキリ。これというのも ご自慢の黒銅鋼の鎧によるものです。
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しかもそれだけでない。踏ん反り返って攻撃を受け切ってやると宣言。これまた大きく出たね。これだけ見栄を張るのだから余程の自信があるのだろう。そしてラストページは衝撃だ!
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ひたすら信じて氣を練り続けた成果か、"第三の目"が開こうとしていた。そして当マンガはweb連載の「ゴラクエッグ」への移籍が決まったそうだ!
ぶっちゃけ、伊達を出さないからこうなるんだよ!
いいか、このマンガはタイトルのように伊達が主人公なんだよ。だけど伊達が戦ったのは最初と毒蝮戦だけ。脇役たちばかりに気を取られて主役を出さないから島流しになるんだってばよ!
ともかくこれにより今後のレビューができなくなったことをお伝えします。あぁ残念だなぁ
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ちょっとアメリカのAmazonで調べ物をしていて気付いたことをご報告。「MANGA」で検索してみたら↑の本が1位でした。
荒木飛呂彦 著の
Manga in Theory and Practice: The Craft of Creating Manga
翻訳したら「理論と実践の漫画:マンガを作る工芸」。米国で6月に発売して以来、好評のようです。米Amazonのその紹介ページにあるレビューには現在6人が評価しており、その全員が五つ星を出してます。
Manga in Theory and Practice: The Craft of Creating Manga (米Amazon)

それはそうと こんなタイトルの作品あったっけ?と思ったら…
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どうやらコレを翻訳したもののようです。いわゆる「漫画家入門」といった類の本ですね。近年「MANGA」はすっかり定着しているらしく、その手の絵を描く人も増えていることから この本が好まれているのかな?
Manga in Theory and Practice: The Craft of Creating Manga 荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)
Manga in Theory and Practice: The Craft of Creating Manga
荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)
荒木飛呂彦の漫画術【帯カラーイラスト付】 (集英社新書) Kindle版